NEWS(11/12/19 15:19)

iOS向け「Sleipnir Mobile」v1.7が公開、BluetoothでWebページの受け渡しが可能に

端末同士を直接繋げて受け渡しするので、電波状況がよくない場所でも利用可能

「Sleipnir Mobile for iPhone / iPad」v1.7「Sleipnir Mobile for iPhone / iPad」v1.7

 フェンリル(株)は17日、iOS向けのタブ切り替え型Webブラウザー「Sleipnir Mobile for iPhone / iPad」の最新版v1.7を公開した。iOS 4.0以降に対応するフリーソフトで、現在Appleが運営するアプリケーション配信サービス“App Store”からダウンロードできる。

 v1.7では、「Sleipnir Mobile for iPhone / iPad」同士でWebページの受け渡しが可能な“近くの人と受け渡し”機能が搭載された。本機能は、Bluetoothを利用して端末同士を直接繋げて受け渡しする仕組みになっている。そのため、Webを経由した受け渡しと異なり、電波状況があまりよくない場所でも利用できるのが利点だ。

 本機能を利用するには、まず双方の端末をペアリングさせる必要がある。まず、双方の「Sleipnir Mobile」でツールバーの矢印アイコンを押し、[近くの人と受け渡し]メニューを選択しよう。すると接続画面が現れ、ペアリング可能な端末が一覧表示される。双方の端末に同じ接続画面が表示されたことを確認したら、次にどちらかの端末で一覧から相手の端末を選択する。すると、もう一方の端末で[受け渡しを開始]ボタンが現れる。あとは、そのボタンを押せばペアリング作業は完了だ。

どちらかの端末で接続先一覧から相手の端末を選択どちらかの端末で接続先一覧から相手の端末を選択

もう一方の端末で[受け渡しを開始]ボタンを押すもう一方の端末で[受け渡しを開始]ボタンを押す

Webページを受け取ると画面の上からWebページがタブバーへ落ちてくるWebページを受け取ると画面の上からWebページがタブバーへ落ちてくる

 実際にWebページを渡すには、ペアリング中に対象のWebページを表示した状態でツールバーの矢印アイコンを押し、[近くの人と受け渡し]メニューを選択する。また、ペアリング中に画面上部へ現れる青いバーへ、渡したいWebページのタブをドラッグ&ドロップしてもよい。Webページを受け取ると、画面の上からWebページがタブバーへ落ちてくるが、そのアニメーションが小気味よい。

 また、ペアリング画面で[ひとつだけ渡す]をONにしておけば、Webページの受け渡しが完了した時点で自動でペアリングを解除することが可能。ちょっとした情報交換だけならば、ONにしておくと便利。

【著作権者】
フェンリル(株)
【対応OS】
iOS 4.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.7(11/12/17)

(柳 英俊)