NEWS(12/01/25 13:05)

深刻度“High”の脆弱性や多くの不具合を修正した「Opera」v11.61が公開

クロスサイトスクリプティングの脆弱性を修正

 Opera Software ASAは24日、独自エンジンを搭載したWebブラウザー「Opera」の最新版v11.61を公開した。最新版の主な変更点は、2件の脆弱性を修正したこと。

 脆弱性のうち1件は、同社の基準で深刻度が5段階中2番目に高い“High”に分類されており、Webサイト上のスクリプトを実行することでクロスサイトスクリプティングが可能になってしまう。もう1件は深刻度が5段階中4番目に高い“Low”に分類されており、JavaScriptを使うことでローカルの指定したパスへアクセスできてしまうというもの。

 そのほか、新規タブを開いたりリンクをクリックした際に強制終了してしまう不具合が修正された。さらに、設定ダイアログの[詳細設定]タブにある“保存されたパスワードの保護にマスターパスワードを使用する”チェックボックスをクリックすると強制終了してしまう不具合といった多数の不具合も修正されている。

 本ソフトは、Windows 2000以降に対応するフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 7で動作確認した。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

【著作権者】
Opera Software ASA
【対応OS】
Windows 2000以降(編集部にてWindows 7 x64で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
11.61(12/01/24)

(長谷川 正太郎)