NEWS（12/03/01　15:11）

　受信したメールを1通ごとに1つのファイルとして保存するフリーの3ペイン型メールソフト「Sylpheed」の最新版v3.1.3が、2月29日に公開された。最新版の主な変更点は、脆弱性の含まれていた“libpng”ライブラリを、脆弱性の修正された最新版のv1.2.47へ更新したこと。

　“libpng”ライブラリv1.2.46以前には、細工の施されたPNGファイルを開くと、そのソフトを実行している権限で任意のコードを実行されてしまうという脆弱性が存在した。また、脆弱性の含まれていた“OpenSSL”ライブラリも、脆弱性を修正済みのv0.9.8tへ更新されている。

　そのほか、IMAPによる通信が行われている最中に接続をオフラインにすると強制終了する不具合など、いくつかの不具合も修正されている。

　本ソフトは、Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。