NEWS(12/06/18 16:50)

ソフトやWebサービスの利用状況を共有するSNS“Wakoopa Social”が終了

運営は実質23日まで。7月1日からトラッキングデータのダウンロードが可能に

“Wakoopa Social”“Wakoopa Social”

 蘭Wakoopa B.V.は11日(現地時間)、デスクトップソフトおよびWebサービスの利用状況を共有するSNS“Wakoopa Social”を閉鎖すると発表した。

 “Wakoopa Social”は、音楽の視聴履歴を共有するSNS“Last.fm”のソフトウェア版を目指して2006年に開発がスタート。専用クライアント「Wakoopa Tracker」を利用して、デスクトップソフトおよびWebサービスの利用状況をトラッキングし、Webサイトへアップロードする仕組みで、PCで何をしているのかを友人と共有して楽しんだり、新しいソフトやサービスをいち早く知るきっかけとして有用だった。

 同社によると、今後は“Trailspot”や“QD(Quantitative Data)”といった自社サービスに注力するという。“Wakoopa Social”は6月23日にデータのトラッキングを停止し、6月30日には完全に利用できなくなる。“Wakoopa Social”へ保存されているトラッキングデータは、7月1日からダウンロードが可能になるとのこと。ダウンロード期間は3カ月前後用意される予定で、その後はすべてのデータが削除される。

(柳 英俊)