NEWS(12/10/09 16:33)
Microsoft、「Kinect for Windows SDK」v1.6を公開
「Windows 8」「VS 2012」「.NET 4.5」へ対応。仮想マシンでもセンサーが利用可能に
米Microsoft Corporationは8日(現地時間)、「Kinect for Windows SDK」v1.6を無償公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
「Kinect for Windows SDK」は、“Kinect for Windows センサー”を利用するためのドライバー、ランタイム、およびライブラリを含んだソフトウェア開発キット(SDK)。必要に応じてツールやサンプルが含まれた「Kinect for Windows Developer Toolkit」や、音声認識のための言語パック「Kinect for Windows Language Packs」を追加インストールすることもできる。
最新版では、開発ツールやプラットフォームのサポートが拡充。「Visual Studio 2012」および「.NET Framework 4.5」へ対応し、Windows 8のデスクトップアプリケーションが開発できるようになった(Windows ストアアプリには未対応)ほか、仮想マシン上のWindowsでもKinectセンサーが利用できるようになった。同社によると、「Hyper-V」「VMware」「Parallels」で動作が確認されているとのこと。
また機能面では、3軸加速度センサーを利用した加速度の取得に対応。深度データが拡張され、4メートルを超える深度が取得できるようになった(最大10メートル)ほか、アプリケーションによるカラーカメラ設定(明るさや露出)の制御、赤外線画像の取得といった機能もサポートされた。「Kinect for Windows Developer Toolkit」に同梱の開発補助ツール「Kinect Studio」もアップデートされており、今回新たにサポートされたセンサーデータの記録・再生に対応している。
そのほか、ひとつのアプリケーションで複数のセンサーを利用したスケルトンのトラッキングが可能になった。新しいサンプルの追加も行われている。
「Kinect for Windows SDK」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 7/Embedded Standard 7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.6(12/10/08)