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Microsoftの新しいCLIテキストエディター「Edit」に初めての更新、日本語メニューも完備

[行/列へ移動]ダイアログ追加をはじめとするうれしい新機能と改善多数

「Edit」v1.1.0

 米Microsoftは5月29日(現地時間)、「Edit」v1.1.0をリリースした。初めてのマイナーアップデートとなる。

 「Edit」は、「ターミナル」などで動作するCLIのテキストエディター。Microsoftが現代のOSへ標準搭載するのにふさわしい、軽量で誰もが簡単に使えるエディターとして、今年の開発者カンファレンス「Microsoft Build 2025」で発表された。「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「MIT」。プログラミング言語は「Rust」が採用されており、Linuxでも動作する。

 初のマイナーバージョンアップとなる本バージョンでは、[行/列へ移動](Go to)ダイアログなどいくつかの新機能が追加された。このダイアログは[Ctrl]+[G]キーで利用可能。プログラムがシステムの言語設定を認識するようになり、日本語環境であればメニューを日本語で表示できるようになったのもうれしいポイントだ。

メニューが日本語化。アクセラレーターキーにはわかりやすい下線
[行/列へ移動](Go to)ダイアログ

 そのほかにも、以下のような改善や修正が行われているとのこと。

  • 複数のファイルを引数に渡して、一度に開けるように
  • [F10]キーでメニューバーにフォーカス
  • [Home]キーで行頭とインデント位置との間で移動
  • メニューのアクセラレーターキーにわかりやすい下線
  • 既存ファイルを上書きする際、ファイルピッカーがちゃんと警告するように
  • [すべて選択]メニューを追加。ドキュメントピッカー(選択ダイアログ)も
  • macOSや他のBSDでのビルドに対応(バイナリはまだなし)
  • x86/AArch64 以外のアーキテクチャー対応

 「Edit」は現在、「GitHub」のリリースページから無償でダウンロード可能。編集部にてWindows 11で動作を確認している。

ソフトウェア情報

「Edit」
【著作権者】
Microsoft
【対応OS】
Windows/Linuxなど(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.0(25/05/29)