NEWS(12/11/14 12:06)
Microsoft、Windows 7向けの「Internet Explorer 10」をプレビュー公開
Windows 8搭載のIE10と同じHTML/JavaScriptエンジンを搭載。DNTを初期状態で有効化
米Microsoft Corporationは13日(現地時間)、Windows 7向けの「Internet Explorer 10」(以下、IE10)をプレビュー公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
IE10のプレビュー版は、昨年4月から12週間おきにプレビュー版“Platform Preview”(PP版)が公開されてきた。しかしWindows 7向けは、昨年6月公開の「IE10 Platform Preview 2」を最後にプレビュー版が提供されておらず、今回が実に17ヶ月ぶりのリリースとなる。なお、Windows 8向けIE10は、開発版Windows 8に同梱される形でプレビュー版が継続的に公開され、8月15日にWindows 8とともに正式版となっている。
本プレビュー版は、Windows 8に搭載されている“デスクトップ版”IE10と同じHTMLレンダリングエンジンと“ECMA Script 5”の“Strict”モードに対応したJavaScriptエンジンを備えており、Webページを従来よりも高速かつなめらかに描画可能。また、IndexedDB、WebSocket API、 History API、File API、ドラッグ&ドロップAPI、“sandbox”属性、WebワーカーといったWeb標準機能にも対応しており、これらを活用した新しいWebアプリケーションをIEでも利用できるようになる。
そのほか、トラッキング拒否申請機能“Do Not Track(DNT)”が標準で有効化されている。これはHTTPリクエストに特定のヘッダーを含めることで、Webサイト側にユーザーの閲覧行動の追跡を行わないように求める機能で、プライバシーの保護に役立つことが期待されている。しかし、本機能を標準で有効化することについては反対意見も根強い。これに対して、同社ではインストール直後に表示されるWebページで本機能を無効化する手順を案内するといった対策をとるとしている。
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 10.0.9200.16438(12/11/13)