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「KINGSOFT Internet Security」でWindowsが起動できなくなる不具合が発生

Windowsの月例パッチを適用すると発生、不具合を修正した更新プログラムが配布中

「KINGSOFT Internet Security 2013」

 キングソフト(株)は12日、同社製のセキュリティ対策ソフト“KINGSOFT Internet Security”シリーズをWindows XP上で利用していると起動時にブルースクリーンが表示され、再起動が繰り返される不具合が発生していることを発表した。不具合は、12日にMicrosoftから公開された「Windows XP 用セキュリティ更新プログラム (KB2839229)」をインストールし、再起動した際に発生するという。

 同社では、同不具合を修正した更新プログラムを配布しており、アップデート機能を使って適用することが可能。また、すでに、ブルースクリーンが表示されて正常にWindowsを起動できない場合は、セーフモードでWindowsを起動して「KINGSOFT Internet Security」の「Kingsoft AntiVirus」を起動し、アップデート機能を利用して更新プログラムを適用すればよい。詳しい操作方法などは同社の対策ページを参考にしてほしい。

 なお、セーフモードでアップデートできない場合は、まずセーフモードでWindowsの“プログラムの追加と削除”から「Windows XP 用セキュリティ更新プログラム (KB2839229)」をいったん削除し、通常モードでOSを再起動する。次に、「KINGSOFT Internet Security」をアップデートしてから、再度「Windows XP 用セキュリティ更新プログラム (KB2839229)」すればよいとのこと。

21:20追記:キングソフト社によると、Windows XPに加え32bit版のWindows Vista/7/8でも、“セキュリティ更新プログラム (KB2839229)”を適用すると同問題が発生するという。また、同不具合は“KINGSOFT Internet Security”シリーズ自体に起因するものではなく、“セキュリティ更新プログラム (KB2839229)”との干渉による問題であるとのこと。

(長谷川 正太郎)