NEWS(12/10/23 15:33)

キングソフト、より軽量になった「KINGSOFT Internet Security 2013」を公開

スキャン速度は前バージョンと比べて26%、CPU使用率は42%改善

「KINGSOFT Internet Security 2013」「KINGSOFT Internet Security 2013」

 キングソフト(株)は23日、無料で使えるセキュリティ対策ソフト“KINGSOFT Internet Security”シリーズの最新版「KINGSOFT Internet Security 2013」を公開した。最新版の主な変更点は、ウイルスの駆除や検出などの役割を担う「KINGSOFT Anti Virus」で、従来から利用されていたクラウドサーバーとの連携機能を強化し、スキャン速度やスキャン時のCPU使用率を改善したこと。

 クラウドサービスとの連携機能では、ウイルススキャン時の処理をクラウド上で行うことで、PCにかかる負荷を大幅に軽減したほか、クラウドサーバーも強化されて従来の2倍の処理が可能になっているという。同社によるとスキャン速度は前バージョンと比べて26%、CPU使用率は42%改善しているとのこと。

 さらに、システム管理ソフト「KINGSOFT System Defender」が担っていたインターネット経由のウイルス侵入を防ぐ機能を「KINGSOFT Anti Virus」で行うようになったほか、USBメモリやインスタントメッセージ経由のウイルス侵入も防護できるようになった。また、管理者権限のパスワードやリモートアクセスなどの設定項目を監視して不要な変更を阻止する機能が追加されたほか、Webカメラの映像を無断で外部へ送信するタイプのウイルスに対応している。

 加えて、「KINGSOFT System Defender」にソフトのアンインストール機能が追加されたほか、64bit版のWindowsに対応した。そのほか、インストーラーのファイルサイズが約半分になり、インストール時間が大幅に短縮されるなどの改善が施されている。

「KINGSOFT System Defender」「KINGSOFT System Defender」

アンインストール機能が追加アンインストール機能が追加

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7/8および同64bit版に対応するフリーソフトで、1日に数回広告が表示される。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。また、本ソフトは1年間980円(税込み)または無期限で1,980円(税込み)のライセンスを購入することで、広告を非表示にすることもできる。

 なお本ソフトのインストール時に、Webページの下部に広告を表示するソフト「Navinow」が同時にインストールされるが、インストール後に「Navinow」だけをアンインストール可能。

【著作権者】
キングソフト(株)
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/XP x64/Vista x64/7 x64/8 x64
【ソフト種別】
フリーソフト(広告つき)など
【バージョン】
204382083(12/10/23)

(長谷川 正太郎)