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“DevSleep”の検出に対応した「CrystalDiskInfo 6」のベータ版が公開
「Windows 8.1」「Server Core」に対応。“Shizuku Edition”も豪華にリニューアル
(2013/9/13 16:07)
HDD/SSDの動作状況や健康状態がチェックできるソフト「CrystalDiskInfo」の次期メジャーバージョン「CrystalDiskInfo 6」のベータ版が、13日に公開された。現在、作者のWebサイトから無償でダウンロードできる。
「CrystalDiskInfo 6」は、10月の一般提供が予定されている新OS「Windows 8.1」をサポート。「Windows 8.1」で新たに利用可能となる“Per-Monitor DPI”にも、暫定的ながらいち早く対応しており、異なるDPIが設定されたマルチモニター環境下で各モニターの設定に応じたスケーリング表示が実現されている。また、グラフなどの一部機能を除き「Server Core」(Windows Serverのコア機能のみをインストールした環境)で動作するようになった。その一方で、Windows 2000のサポートは打ち切られている。これは、コンパイラーを「Visual Studio 2008」から「Visual Studio 2013」に変更した影響であるとのこと。
機能面では“DevSleep”の検出に対応したのが大きな変更点。“DevSleep”とは“SATA-IO(The Serial ATA International Organization)”が超小型デバイス向けとして定義している省電力モードで、待機電力をほぼゼロに近いレベルにまで削減できる。そのほか、SSDの残り寿命が増減するたびに通知する機能や、転送モードを表示する機能などが追加されている。
さらに、公式応援キャラクター“水晶雫”が登場する「CrystalDiskInfo」の特別版“Shizuku Edition”では“巫女”と“明治時代の水着”のテーマが追加された。これらは[テーマ]メニューで切り替え可能。イラストはライトノベル挿絵やオンラインゲームのキャラクターデザインなどで活躍する桐野霞氏。イラストは300%のDPIスケーリングに対応しており、高DPI環境でも美しく表示される。
また、“水晶雫”のボイスも新たに再収録されており、新規ボイスも多数追加されている。ボイスの担当は、アニメ『パパのいうことを聞きなさい!』の小鳥遊ひな役などを務める声優・五十嵐裕美。メイン画面に表示されているデフォルメ版の“水晶雫”をクリックするとディスクの健康状態をボイスで伝えてくれるほか、通知機能でボイスを聞くことも可能。
ただし、これらの変更に伴い“Shizuku Edition”はファイルサイズが通常版に比べ約15倍にまで膨れ上がっているので注意(37.6MB)。また、ユーザーインターフェイスをHTMLベースからGDI/GDI+ベースへと再構築した影響で、リソースリークの不具合が残っているとのこと。
なお、正式版は“オープンソースカンファレンス2013 Tokyo/Fall”(10月19日~20日)に合わせたリリースが予定されている。
ソフトウェア情報
- 「CrystalDiskInfo」
- 【著作権者】
- ひよひよ 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/8.1/Server 2012(64bit版を含む)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 6 Beta 1(13/09/13)