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“Web Audio API”をサポートした「Firefox 25」が正式公開
ページ内検索機能の改善なども。脆弱性の修正は10件
(2013/10/30 16:18)
Mozillaは29日、Webブラウザー「Firefox」の最新安定版「Firefox 25」を公開した。64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1でも動作を確認した。現在、Mozillaの公式サイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux向けにも、それぞれ最新版が用意されている。
「Firefox 25」では“Web Audio API”が新たに採用された。これまでも“Audio Data API”による音声処理がサポートされていたが、“Web Audio API”を利用すれば位置オーディオや残響といったより高度な音声処理が可能となる。
ユーザーインターフェイス面での改良としては、ホーム(about:home)画面などを表示した際のアドレスバーデザインが変更されている点が目につく。「Firefox」の一部として提供されているシステムページを表示すると、アドレスバー左端にシステムページであることを示すブランディングラベルが表示される。
機能面の改良としては、ページ内検索機能の改善が挙げられる。ページ間で共有されていたページ内検索バーがタブごとに独立して動作するようになった結果、タブごとに異なる検索キーワードが保持できるようになった。これに伴いページ内検索バーのデザインの変更も行われている。
また、設定をリセットしてもセッション情報が保持されるようになったのも地味ながらうれしい変更点。そのほかにも、長期間利用しなかった場合にほかのブラウザーから履歴などのデータをインポートする機能が追加されている。
なお、今回のアップデートには脆弱性の修正も含まれているので注意。修正された脆弱性は10件で、脆弱性の深刻度の内訳は、Mozillaの基準で4段階中最も高い“最高”が5件、2番目に高い“高”が3件、3番目に高い“中”が2件となっている。
ソフトウェア情報
- 「Firefox」Windows向け安定版
- 【著作権者】
- contributors to the Mozilla Project
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/7/8(64bit版を含む)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 25.0(13/10/29)