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Google、プログラミング言語「Dart」のソフトウェア開発キット「Dart SDK 1.0」を公開

2011年の発表から2年、初めての安定版がリリース

（2013/11/15 08:00）

「Dart SDK」v1.0

　米Google Inc.は13日（現地時間）、「Dart SDK 1.0」を公開した。「Dart SDK」は同社が開発したプログラミング言語「Dart」のソフトウェア開発キットで、本バージョンが初めての安定版となる。現在、公式サイトよりWindows/Mac OS X/Linux向けのパッケージが無償でダウンロード可能。

　「Dart」は、比較的大規模なWebアプリケーションの開発を目的としたオープンソースのプログラミング言語。大規模開発には必須とされながら、現行のJavaScriptには欠けている構造化機能が多く盛り込まれている。「Dart」は“Dart VM”と呼ばれる仮想マシンで動作するほか、ライブラリ“dart2js”でJavaScriptへ変換して利用することが可能。JavaScriptに変換してしまえば、“Dart VM”を搭載していないモダンブラウザーでも動作する。

　「Dart SDK 1.0」には開発環境「Dart Editor」、“Dart VM”を搭載した「Chromium」（「Google Chrome」のオープンソース版）である「Dartium」、パッケージ管理システム「Pub」などが含まれる。また、“Polymer”や“AngularJS”といったフレームワークを「Dart」へ移植した“polymer.dart”や“AngularDart”も用意されている。

　なお、「Dart SDK」の動作には「Java Development Kit（JDK） 6」以降が必要。