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「Paint.NET 4」がベータ版に、マルチスレッド対応の新エンジンを搭載
現行の安定版であるv3.5からのアップデートも可能
(2014/2/13 14:02)
dotPDN LLCは8日、画像編集ソフト「Paint.NET」の次期バージョン「Paint.NET 4」のベータ版を公開した。対応OSはWindows 7以降で、現在本ソフトのサポートフォーラムから無償でダウンロード可能。
「Paint.NET 4」は「.NET Framework 4.5.1」をベースとしており、並列処理と非同期処理を活用した、マルチスレッドを前提とするまったく新しいレンダリングエンジンが搭載されている。負荷の高い処理を行っている場合でもメニューやボタンの応答性が低下してしまうことがなく、マルチコアCPU環境ではコア数に応じたパフォーマンスの向上も期待できる。
そのほかにもツール・レイヤー・履歴・色といったツールボックスの表示を簡単にON/OFFできるミニツールバーや、キャンバスを拡大・縮小するためのスケール付きのステータスバー、アンチエイリアス対応の選択ツールなどが新たに搭載されている。詳しくは下記リンクにあるアルファ版のニュース記事を参照してほしい。
本バージョンは、「Paint.NET 4」初のベータ版となっており、更新オプションで“プレリリース(ベータ)版も確認する”を有効化しているユーザーならば、現行の安定版であるv3.5からのアップデートも可能。一足先に「Paint.NET 4」を体験できる。
アルファ版からの変更点は、ツールバーに[Finish(Enter)]ボタンが追加されたこと。このボタンはキャンバスへ図形を追加する際に表示され、伸縮・回転などといった編集処理を完了し、位置とサイズを固定する役割をもつ。また、ユーザーインターフェイスの配色パターンを“光”と“青”から選択できるようになった。そのほかはアルファ版で発見された不具合の修正がメインとなっている。
ソフトウェア情報
- 「Paint.NET」
- 【著作権者】
- dotPDN LLC、Rick Brewster 氏、contributors
- 【対応OS】
- Windows 7以降(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 4.0 (β 4.0.5152.40811)(14/02/08)