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画像編集ソフト「Paint.NET 4」のアルファ版が公開

新レンダリングエンジンでマルチコア環境におけるパフォーマンスと応答性を改善

「Paint.NET」v4.0 (α 4.0.5034.2167)

 dotPDN LLCは13日、画像編集ソフト「Paint.NET」の次期バージョン「Paint.NET 4」のアルファ版を初めて公開した。現在、本ソフトのサポートフォーラムから無償でダウンロード可能。

 「Paint.NET」は、「.NET Framework」で開発されたフリーのレタッチソフト。次期バージョンとなる「Paint.NET 4」は「.NET Framework 4.5」が採用されており、並列処理と非同期処理を活用した、マルチスレッド対応のまったく新しいレンダリングエンジンが搭載されている。これにより、とくにマルチコアCPU環境でコア数に応じたパフォーマンス向上が体感できるとのことで、デュアルコア以上のCPUの利用が強く推奨されている。また、Direct2Dによるハードウェアアクセラレーションを利用したキャンバスの描画にも対応。メモリ使用量の削減も図られている。

 ただし、これに伴い対応OSがWindows 7 SP1以降へと変更されているので注意。Windows XP/Vistaのサポートは、現行の「Paint.NET 3.5」が最後となる。

 ユーザーインターフェイス面での変更点としては、画像のサムネイルリストの右上に設けられたミニツールバーと、拡張されたステータスバーが目につく。

ミニツールバー
拡張されたステータスバー

 このミニツールバーを利用すると、ツール・レイヤー・履歴・色といったツールボックスの表示を簡単にON/OFFすることが可能。新たに追加された設定ダイアログへアクセスすることもできる。ステータスバーにはキャンバスを拡大・縮小するためのスケールが設けられており、ボタンを押すだけで画像のサイズを等倍もしくはキャンバスにフィットするサイズへと簡単に切り替えられる。

ライブサムネイルへ対応
設定ダイアログ

 そのほかにも、レンダリングスレッドとユーザーインターフェイススレッドの非同期化(分離)により、重い処理を行っている場合でもメニューやボタンの応答性が低下しなくなったのも大きな改善点。新しい画像を開くと、サムネイルリストがアニメーションするのも楽しい。

「Paint.NET」v4.0 (α 4.0.5034.2167)

 機能面での変更も多岐に渡るが、なかでも注目したいのが“アンチ エイリアス処理された選択クリッピング”がサポートされたことだろう。この機能は矩形選択・楕円選択・投げなわ選択・魔法の杖などの選択ツールで利用可能で、選択範囲のエッジを滑らかにすることができる。フォトモンタージュ(コラージュ)の作成などの場面で役に立つ。

選択クリッピングのアンチエイリアスを無効化
選択クリッピングのアンチエイリアスを有効化

ソフトウェア情報

「Paint.NET」
【著作権者】
dotPDN LLC、Rick Brewster 氏、contributors、Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 8で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
4.0 (α 4.0.5034.2167)(13/10/13)

(柳 英俊)