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オープンソースのコードエディター「Brackets Sprint 38」、複数選択・同時編集に対応
クイックドキュメント・クイック編集が利用できない場合のフィードバックも改善
(2014/4/17 13:02)
米Adobe Systems Incorporatedは15日(現地時間)、オープンソースのコードエディター「Brackets」の最新版Sprint 38を公開した。本バージョンでは、JavaScriptで実装されたブラウザー向けコードエディター「CodeMirror」v4.0の成果が盛り込まれ、複数箇所を同時に選択して一括編集できるマルチカーソル機能が新たに利用できるようになった。
たとえば、テキストを選択した状態で[Ctrl]+[B]キーを押すと、キーが押されるたびに当該テキストとマッチするテキストが選択対象に加えられていく。さらに、その状態でテキストを入力すれば、選択状態になっている複数のテキスト部分を一度に書き換えることが可能。[Alt]キーでマウスをドラッグしながら矩形選択を行ったり、[Ctrl]キーを押しながらテキストを選択していくことで、複数個所を同時に選択することもできる。さらに、複数選択した部分は“ライブプレビュー”したブラウザーでもハイライト表示される。
そのほかにも、“クイックドキュメント”や“クイック編集”が利用できない場合に、その理由がポップアップで表示されるようになった。“クイックドキュメント”はカーソル位置のタグやスタイルに関するヘルプをすばやく引くための機能。“クイック編集”機能とは、カーソル位置のタグを装飾するスタイルをインライン編集できるようにするもので、わざわざCSSファイルを開くことなくスタイルが追加・編集できるのが便利。どちらも「Brackets」を特徴づける機能の一つと言える。
「Brackets」はWindows XP/Vista/7/8、Mac OSX(10.6/10.7/10.8)、Linuxに対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Brackets」Windows版
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated and its licensors
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.38.0-12606(14/04/15)