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Apache、無償の統合オフィス環境「Apache OpenOffice」v4.1を公開

「Writer」で選択範囲を対象にコメントを挿入できるように

「Apache OpenOffice」v4.1.0

 The Apache Software Foundationは4月29日、オープンソースのオフィス統合環境「OpenOffice.org」の後継ソフトとなる「Apache OpenOffice」の最新版v4.1.0を公開した。最新版の主な変更点は、ワープロソフト「Writer」で選択範囲を対象にコメントを挿入できるようになったこと。

 従来は、コメントはカーソル位置のみを対象としていた。今回の変更により、コメントの対象となるテキストの範囲がよりわかりやすくなった。また、「Writer」では入力フィールドの機能が向上し、文書内の入力フィールドへダイアログを表示せずに直接テキストを入力できるようになった。

選択範囲を対象にコメントを挿入
文書内の入力フィールドへダイアログを表示せずに直接テキストを入力可能に

 さらに、「Writer」や表計算ソフト「Calc」、プレゼンテーションソフト「Impress」で、読み上げソフトとの連携などアクセシビリティに関するWindowsのAPI“IAccessible2”に対応。また、「Apache OpenOffice」に含まれるすべてのソフトで、画像をドラッグ&ドロップした際の動作が統一されるなどの改善が施されている。

 本ソフトは、Windows XP/Sever 2003/Vista/7/8/8.1などに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Apache OpenOffice」
【著作権者】
The Apache Software Foundation
【対応OS】
Windows XP/Sever 2003/Vista/7/8/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.1.0(14/04/29)

(長谷川 正太郎)