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ゼロデイ攻撃からシステムを守るツール「Malwarebytes Anti-Exploit」が正式版に
ブラウザーとJavaランタイムの保護をサポートした“Free”版は無償で利用可能
(2014/6/16 11:00)
米Malwarebytes Corporationは12日(現地時間)、脆弱性を緩和するセキュリティツール「Malwarebytes Anti-Exploit」の正式版を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
「Malwarebytes Anti-Exploit(MBAE)」は、アプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃からシステムを守るためのセキュリティツール。昨年10月からベータ版が公開されていたが、今回正式版となった。
本ソフトが一般的なウイルス対策ソフトと異なる点は、ウイルス定義ファイルやサンドボックスといった手段を利用しない点。OSのセキュリティ機構をバイパスする攻撃のガード、不正なメモリ操作の防止、アプリケーションによる攻撃コードの実行阻止という3つの防御層(“シールド”)により、脆弱性を悪用した攻撃からシステムを守ってくれる。セキュリティ更新プログラムが未提供のゼロデイ脆弱性に対する緩和策として有効だ。
正式版では、ホームユーザー向けの“Free”版とビジネスユーザー向けの“Premium”がラインナップされており、“Free”版は無償で利用可能。「Internet Explorer」「Firefox」「Google Chrome」「Opera」といったブラウザーやJavaランタイムを“シールド”で保護してくれる。「Microsoft Office」やPDFリーダー、メディアプレイヤーを保護したり、自分で“シールド”をカスタマイズしたい場合は、24.95米ドルで“Premium”へアップグレードする必要がある。
ソフトウェア情報
- 「Malwarebytes Anti-Exploit Free」
- 【著作権者】
- Malwarebytes Corporation
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.03.1.1220(14/06/12)