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エムツー、2Dキャラクターアニメ作成ツール「E-mote」の無償版「えもふり」を公開
アニメーションGIFや連番PNG、WMV動画の作成に特化。個人利用限定
(2014/6/27 19:20)
(有)エムツーは27日、2Dイラストをもとに比較的簡易な作業でキャラクターアニメーションを制作できるツール「E-mote Free Movie Maker(通称・えもふり)」を無償公開した。Windows Vista以降に対応しており、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
「えもふり」は、同社が提供している2Dアニメーション制作環境「E-mote」のフリー版。「E-mote」のラインセンスは通常年間30万円、インディー開発者向けプランは年間10万円となっており、アニメーションをゲームに組み込むためのSDKなどが提供される。
「えもふり」はこの「E-mote」をベースとし、画像・動画ファイルの出力に特化した簡易版で、ライセンスは個人利用に限られる。最小限のパーツ画像から動きを補完し、いわゆる“ぬるぬる動く”アニメーションを作成できる点は「E-mote」と同様だ。
「えもふり」でアニメーションを作成するには、髪や顔、胴体や胸、目や口などをパーツ分けしたPSD画像を用意する。これを「えもふり」に読み込ませ、ポーズや表情、各種パラメーター、物理挙動を編集してアニメーションを作成する仕組みだ。耳飾りやネクタイといった、キャラクターと同時に動かすアクセサリーも設定することができる。
作成したアニメーションは、アニメーションGIFやWMV動画、また連番PNGファイルで出力が可能。アニメーションGIFは色数に制限があるが、最近アニメーションGIFに対応したTwitterへ投稿するのにちょうどよいだろう。また、連番PNGはイラスト投稿サイト“pixiv”が25日にリリースした“うごイラ”機能が投稿に対応しており、より高品質なアニメーションを気軽にWebへ掲載できる。
ソフトウェア情報
- 「E-mote Free Movie Maker」
- 【著作権者】
- (有)エムツー
- 【対応OS】
- Windows Vista以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人利用のみ)
- 【バージョン】
- 3.3(14/06/27)