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エムツーが2Dキャラアニメ作成ツール「E-mote」の最新版v4.0を発表 〜なびく髪の動きを簡単に作成可能に【TGS2022】

導入費用は無料、2022年度内に正式リリースへ

「E-mote」の最新版v4.0が発表

 (有)エムツーは9月15日、2Dアニメーション制作ツール「E-mote(エモート)」の最新版v4.0を発表した。2022年度内に正式リリース予定で、v4.0以降の料金プランは無料(2台目以降のエディターは有料での提供を予定)。同日より開幕した「東京ゲームショウ2022」の会場内でデモンストレーション展示を行なっていた。

TGS2022内のエムツーブース

 「E-mote」は、1枚のイラストからわずかなステップで滑らか、かつ立体的なアニメーションを作成できるツール。最新版v4.0では、新しく「Position Based Dynamics」をもとにした物理エンジンを実装することにより、立体的に動くキャラクターのなびく髪や装飾品など、まるでベルベットを彷彿とさせる柔らかさと上質な動きを実現しているという。一見すると3Dのようにも見えるクオリティのアニメーションを簡単かつ自動で作成可能だ。

【【新機能紹介】ベルベット物理エンジン】
ベルベット物理エンジンの紹介映像
展示中の実演デモでは、実際にキャラクターの髪を触って揺らしてみることができた

 さらに、リアルタイムでアニメーションの動きを確認しながら調整できる「ライブプレビュー機能」や、変更前と比較しながら調整を行なえる「スナップショット機能」により、各調整効率が大幅アップ。13種類のレイヤー合成モードをセットアップ不要でそのまま使用できるので、多彩な表現にも対応し、量産にかかるコストをその分カットできるとのこと。今後の続報に期待したい。

ブース内では、アドベンチャーゲーム「ANONYMOUS;CODE(アノニマス・コード)」とのコラボデモ映像も用意されていた