ニュース
Microsoft、「Windows 10 Technical Preview」Build 9926を公開。日本語版も追加
デスクトップ向けとタブレット向けのUI切り替えや“アクション センター”などを搭載
(2015/1/26 13:55)
米Microsoft Corporationは23日(現地時間)、「Windows 10 Technical Preview」の最新ビルドBuild 9926を公開した。現在、“Windows Insider Preview Program”に参加することで32bit版と64bit版がダウンロード可能。本バージョンから日本語版を含む23カ国語がサポートされており、日本語版のISOファイルも提供されている。また、言語パックをインストールして、既存の英語版「Windows 10 Technical Preview」を日本語化することも可能。
「Windows 10 Technical Preview」は、「Windows」の次期バージョン「Windows 10」のプレビュー版。「Windows 10」で搭載される新しい機能を一足先に体験できる。
ただし、「Windows 10 Technical Preview」は、あくまでもフィードバックを募ることを目的に公開された開発中のものであることには十分留意しよう。途中で仕様が変更される可能性がある上、動作の保証も一切ない。バックアップを作成したうえで、自己責任の範囲で利用してほしい。
なお、インストールには1GHz以上のCPU、1GBのメモリ(64bit版は2GB)、16GBの空きストレージ、DirectX 9対応のグラフィックスデバイスなどが必要。Windows 8.1が動作する環境であれば、基本的に利用は可能だ。利用期限は2015年10月1日までとなっている。
最新ビルドであるBuild 9926の目玉は、Windows Phoneに搭載されている音声入力対応のパーソナルアシスタント“Cortana”がデスクトップに統合されたことだろう。ただし、日本語版では無効化されており、利用できない。
また、デスクトップ向けのUIとタブレット向けのUI(Tablet mode)を切り替えられる機能が搭載されたのも大きな変更点。“Tablet mode”ではスタートメニューがフルスクリーン表示されるスタート画面に置き換わるほか、デスクトップアプリも全画面表示となり、ストアアプリと同様、画面分割や下スワイプで終了させることができる。タブレット端末としてもノート端末としても使える“2in1”端末では役立ちそうだ。
“Tablet mode”のON/OFFは、スクリーン右端から左へスワイプするとあらわれる“アクション センター”で簡単に行える。“アクション センター”ではそのほかにもフライトモードや画面の回転などといった設定をワンタッチで変更できるほか、アプリケーションからの通知をチェックすることができる。
さらに、新規開発された「設定」や「写真」、「地図」といったビルトインアプリケーションに加え、「Windows ストア」のベータ版、初期プレビュー版の「Xbox」アプリなどが利用可能。そのほかにも、フィードバックで寄せられたさまざまな機能改善や不具合修正が施されている。