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無償波形編集ソフト「Audacity」、VST/AUエフェクトのリアルタイムプレビューが可能に
VSTエフェクトではFXB形式のプリセット設定をインポート・エクスポートできるように
(2015/3/30 17:15)
VSTプラグインに対応し、マルチトラックレコーダーとしても利用可能なフリーの波形編集ソフト「Audacity」の最新版v2.1.0が、29日に公開された。最新版の主な変更点は、エフェクトに関する多数の機能強化が施されたこと。
もっとも大きな強化は、VST/AU/LADSPA(Linux Audio Developers Simple Plugin API)エフェクトでリアルタイムプレビューが可能になったこと。また、VSTエフェクトではFXB形式のプリセット設定をインポート・エクスポートできるようになっている。
さらに、新たに2つのトラックをクロスフェードすることが可能な“Crossfade Tracks”エフェクトが追加された。これに伴い、“Cross Fade In”“Cross Fade Out”エフェクトは廃止されている。また、“ノイズの除去”“スピードの変更”エフェクトもアップデートされた。
加えて、インターフェイスの改善も施されている。たとえば、“編集”ツールバーに再生スピードの変更が行えるスライドバーが追加された。また、“メーター”ツールバーが“録音メーター”ツールバーと“再生メーター”ツールバーに分かれ、上下に並べて表示されるようになっている。
そのほか、多くの仕様変更や不具合修正が施された。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7/8に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。また、Mac OS X/Linux向けにも、それぞれ最新版が用意されている。
ソフトウェア情報
- 「Audacity」
- 【著作権者】
- Audacity Team
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 2.1.0(15/03/29)