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MS、WindowsやOutlook.comなどのFacebook連携サービスが利用不能になる旨を発表
カレンダーの同期や「People」アプリなど広範なアプリ・サービスが対象
(2015/6/9 19:00)
Microsoftは、「Office」製品群のサポート用Webサイト“support.office.com”上で、同社の各種サービスと“Facebook”が連携できなくなる旨を発表した。
これは“Microsoft アカウント”を“Graph API”によってFacebookに接続することで実現していた“Facebook Connect”がサポートされなくなることに伴うもの。Facebook上の連絡先情報を“Outlook.com”などに取り込んだり、「フォト ギャラリー」などでFacebookと共有を行う機能を同社では“Facebook Connect”と総称していた。しかし、Facebookが“Graph API”を更新したことで“Facebook Connect”がサポートされなくなり、サービスが連携不能となった。
これによりMicrosoftのアプリやサービスに出る影響が“support.office.com”上で告知されている。たとえば、FacebookのイベントがWindowsや“Outlook.com”、“Office 365”などのカレンダーと自動的に同期されなくなる。また、Windows 8/8.1の「People」アプリでFacebookの最新の連絡先を表示できなくなるほか、今後はFacebookのアカウントを同アプリに追加することもできなくなるなどの影響があるとのこと。
そのほか、影響を受ける旨が告知されている同社のアプリやサービスは以下のとおり。
- “Outlook.com”の連絡先
- “Outlook.com”、Windows、Windows Phone、“Office 365”のカレンダーの同期
- Windows 8/8.1の「People」「カレンダー」アプリ
- Windows 8 の「フォト ギャラリー」および「ムービー メーカー」
- Windows 8 の「フォト」アプリ
- Windows Phone 7/8の「People」アプリ、「OneDrive」、「フォト」
- 「Windows Live Essentials」のカレンダーと連絡先
- “OneDrive Online”
- 「Outlook 2013」のOutlook Social Connector
- “Office 365 Outlook Web App”
なお、同社のWebページ上ではこれまで行えていた操作の代替となる操作が提案されているものもあるので参考にしてほしい。