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PSDファイルへの対応を強化したフリーの高機能ペイントソフト「Krita」v2.9.5

レイヤースタイルに関する機能も拡充

「Krita」v2.9.5

 オランダのKrita Foundationは10日(現地時間)、オープンソースで開発されている高機能な統合ペイントソフト「Krita」の最新正式版v2.9.5を公開した。最新版ではPSDファイルへの対応が強化された。

 たとえば、PSDファイルからレイヤースタイルを読み込んだり保存することが可能になった。また、グループレイヤーの情報をPSDへ保存できるようになったほか、PSDのグループへ透過マスクを読み込んだり保存することができるようになっている。

 PSDファイル以外では、レイヤースタイルの設定を読み込んだり、保存することが可能になった。また、レイヤースタイルでより高度な光の表現を可能にするグローバルライトが利用可能になった。さらに、グループレイヤーにパススルーをON/OFFさせるスイッチが追加された。

 そのほかにも、多数の機能追加や不具合の修正が行われている。

 本ソフトは、64bit版を含むWindows Vista以降およびMac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 8.1で動作を確認した。現在、公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 なお、Krita Foundationは今年5月に、クラウドファンディングサービス“Kickstarter”で「Krita」v3.1の開発資金を公募し、第1目標額の20,000ユーロを超える30,520ユーロの資金調達に成功している。

ソフトウェア情報

「Krita」
【著作権者】
The Krita Team
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista以降(編集部にて64bit版のWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.9.5(15/06/10)

(市川 祐吉)