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「LibreOffice 5.0」が正式公開。64bit版Windows向けのビルドが利用可能に

各種フィルターの改善により「Microsoft Office」やAppleの「iWork」との互換性が向上

「LibreOffice」v5.0.0.5

 The Document Foundationは5日(ドイツ時間)、オフィス統合環境「LibreOffice」のメジャーバージョンアップとなる「LibreOffice 5.0」を正式公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在、最新版のv5.0.0.5が本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 「LibreOffice」は、「OpenOffice.org」から派生したオープンソースのオフィス統合環境。クロスプラットフォームで動作し、“スタートセンター”と呼ばれるランチャーのほか、ワープロソフト「Writer」、表計算ソフト「Calc」、プレゼンテーションソフト「Impress」、図形描画ツール「Draw」、数式エディター「Math」、データベースソフト「Base」から構成されている。

「Writer」
「Calc」
「Impress」
「Draw」

 「LibreOffice 5.0」ではユーザーインターフェイスが改善され、スクリーンのスペースをより効率的に活用できるようになったほか、よりスッキリとした外観となった。また、AndroidやUbuntu Touch向けのモバイル版や今後登場するクラウド版の基盤としての利用にも耐えうるよう、内部的な拡張や改善にも注力されているという。

 そのほかの注目点としては、64bit版Windows向けのビルドが利用できるようになった点が挙げられる。64bit版Windows向けの「LibreOffice」はWindows Vista以降に対応しており、64bitネイティブ動作によるパフォーマンスの向上が期待できる。また、各種フィルターの改善により「Microsoft Office」やAppleの「iWork」との互換性が向上している。

ソフトウェア情報

「LibreOffice」Fresh版
【著作権者】
LibreOffice contributors
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
5.0.0.5(15/08/05)

(樽井 秀人)