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日本語のワードラップをサポートしたフリーのコードエディター「Atom」v1.2が公開
v1.3.0のベータ版も。起動速度の改善やポータブルモードの追加が行われる予定
(2015/11/13 13:57)
米GitHub Inc.は12日(現地時間)、オープンソースのテキストエディター「Atom」の最新正式版v1.2.0を公開した。Windows/Linux/Macに対応するクロスプラットフォームアプリで、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。
v1.2では、新たにCJK文字列のソフトワードラップがサポートされた。ソフトワードラップはテキストの長さがウィンドウの幅よりも大きくなった時に自動で折り返し表示する機能で、日本語・中国語・朝鮮語のテキストでもこれが利用できるようになる。
なお、指定行で折り返し表示することも可能。[File]-[Settings]メニューから設定画面を開き、[Soft Wrap At Preferred Line Length]オプションを有効にすればよい。初期設定では80文字で折り返すようになっているが、[Preferred Line Length]オプションでこれを変更することもできる。
そのほかにも、アプリケーションフレームワーク「Electron」がv0.34.0へとアップデートされた。また、カスタムパッケージのテスト環境が追加されたほか、起動時にクラッシュする不具合の修正、ツリービューの表示速度とAPIの改善なども盛り込まれている。
なお、同日付けで次期バージョンとなるv1.3.0のベータ版もリリースされている。本ベータ版では起動速度の改善や、インストール不要で利用できるポータブルモードの追加などが計画されている。
ソフトウェア情報
- 「Atom」Windows版
- 【著作権者】
- GitHub Inc.
- 【対応OS】
- Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.2.0(15/11/12)