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画像編集ソフト「GIMP」、公開20周年を記念したv2.8.16を公開

OpenRaster形式のファイルでレイヤーグループ機能を利用可能に

「GIMP」v2.8.16

 The GIMP Teamは21日、公開から20周年を迎えた高機能画像編集ソフト「GIMP」の最新版となるv2.8.16を公開した。64bit版を含むWindowsなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 カリフォルニア大学の学生だったPeter Mattis氏とSpencer Kimball氏によって開発された「GIMP」は、1995年の11月21日に公開された。その後、無償ながら「Photoshop」並の機能を備える高機能画像編集ソフトとして人気を博し、20年を経た今も定番ソフトとして世界中のユーザーに利用されている。

 20周年を記念して公開された最新版では、「Krita」などがサポートするラスター画像のためのオープンなファイルフォーマットORA(OpenRaster)形式のファイルでレイヤーグループ機能が利用可能になった。

 また、PSDファイル上でのレイヤーグループ機能の挙動が修正されたほか、UIの改良や翻訳の更新など、多数の更新が加えられている。

リニューアルされたWebサイト

 そのほか、20周年を記念してWebサイトのリニューアルも行われた。

ソフトウェア情報

「GIMP」
【著作権者】
Spencer Kimball, Peter Mattis and the GIMP Development Team
【対応OS】
64bit版を含むWindowsなど(編集部にてWindows 8.1にて動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.8.16(15/11/21)

(市川 祐吉)