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定番の画像ビューワー「IrfanView」v4.42、さらに使い勝手が向上

指定した範囲を直接画像ファイルとして保存できるメニューの追加や不具合の修正など

「IrfanView」v4.42

 定番の画像ビューワー「IrfanView」の最新版v4.42が、10日に公開された。64bit版を含むWindows 95/98/Me/NT/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/10に対応し、個人での非商用利用や教育機関などでの利用に限り無償で利用可能。現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。また、同ソフトのプラグイン集「IrfanView PlugIns」も最新版に対応したものが公開済。

手軽に任意の範囲を画像ファイルにできる

 最新版では、[File]メニューへ新たに[Save Selection as]コマンドが加わっている。表示中の画像上で範囲選択を行なっている際に本コマンドを利用すると、選択範囲を単独の画像ファイルとして保存可能。ショートカットキーには[Ctrl]+[Shift]+[B]キーが割り当てられている。

 また、印刷時に画像を1ページヘ収められるよう縮小するためのオプションが追加された。印刷ダイアログ上の[No image overflow on page]チェックボックスをONにすると、画像が指定された用紙1ページ内に収まるように印刷される。

 さらに、画面のキャプチャー機能を利用する際、自動撮影を選択、インターバルを3秒以上に設定した場合、次の撮影までのカウントダウンが表示されるようになった。

 加えて、スライドショーや印刷時などに画像上などへ表示させられる情報として、画像のアスペクト比が加わった。スライドショーなどで表示させるテキストの設定欄へ“$R”オプションを書き加えることで、アスペクト比が横:縦の形式で表示される。

 そのほか、BMP形式などのファイルの読み込みに関する不具合など修正や機能の改良、Windows 10でのいくつかの問題に対する暫定的な対処などが施されている。

ソフトウェア情報

「IrfanView」
【著作権者】
Irfan Skiljan 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows 95/98/Me/NT/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト(個人での非商用利用や教育機関などでの利用に限る。寄付歓迎)
【バージョン】
4.42(16/03/10)

(市川 祐吉)