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Google、「Google Chrome」の“Chrome アプリ ランチャー”機能を段階的に廃止

シンプルに保ち、機能を合理化するため

“Chrome アプリ ランチャー”(「Google Chrome 26」のもの)

 米Google Inc.は22日(現地時間)、公式ブログ“Chromium Blog”で、「Google Chrome」の“Chrome アプリ ランチャー”機能を廃止することを明らかにした。

 “Chrome アプリ ランチャー”は「Google Chrome 26」で初めて搭載された機能で、システムにインストール済みの“Chrome アプリ”をタスクバーから起動することができる。しかし、ユーザーは「Google Chrome」から“Chrome アプリ”を起動することを好み、アプリランチャーが利用されることはあまりなかったようだ。

 そこで「Google Chrome」をシンプルに保ち、機能を合理化するため、同機能の廃止が決定されたとのこと。最近、同様の理由で削除された機能に“通知センター”があるが、それと同様、削除されるのはWindows/Mac/Linux版のみで、Chrome OS版では引き続きサポートされる。

 アプリランチャーの除去は今後数カ月間にわたって段階的に行われるとのこと。まず数週間後、「Google Chrome」は新規インストールの際にアプリランチャーが有効化されなくなる。また、アプリランチャーを利用中のユーザーには、同機能の廃止が通知されるという。そして7月には、すでに利用中のものも含め、すべてのアプリランチャーが削除されるとのこと。

 なお、“Chrome アプリ”はこれまでと同様、ブックマークバーに登録されたショートカットや、“chrome://apps”画面からアクセスすることができる。

(樽井 秀人)