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「デスクトップPCコントローラー」が公開。自分好みのカスタム操作盤でリモート接続

Windows 8.1以降を操作可能。操作アプリはWindows ストアアプリ版とAndroid版を用意

「デスクトップPCコントローラー for Windows 10」(同社のWebサイトから引用、以下同)

 TNKソフトウェアは24日、スクリーンやコントローラーを自由にレイアウトできる新感覚のリモートデスクトップアプリ「デスクトップPCコントローラー for Windows 10」を公開した。

 「デスクトップPCコントローラー」は、Android端末からWindowsをリモートコントロールできる「ウィンドウズコントローラー」の後継版。今作ではWindowsからのリモートアクセスにも対応している。

 本シリーズ最大の特徴は、“スキン”と呼ばれるオリジナルのコントローラーを作成できること。付属の「スキン作成ツール」を利用してスクリーン、ボタン、キーボード、トラックパッド、スティックなどを自由にレイアウトして、自分好みのリモートコントローラーを作成することができる。そのほかにも、マルチタッチでの操作やゲームパッドによる入力、端末の傾きをマウスやゲームパッドの操作に割り当てるモーションコントロールなどをサポート。LAN/WANでの通信に加え、Bluetoothによる接続にも対応している。

 本作は対象OSをWindows 8.1以降に絞ることで最新の技術を積極的に採用。Windows XPをはじめとする古いOSでも動作するよう設計されていたがために、操作性や利便性に影響が出てしまった前作での反省を踏まえ、使い勝手を重視して新たに再構築されているという。

 たとえば、前作では必須だったドライバーのインストールをオプションとすることで導入の手間が大幅に軽減された。より高い操作性を望む場合は、ドライバーを導入することも可能だ。

 そのほかにも、マルチモニター環境をサポート。“スキン”に複数のモニターを配置できるようになった。また、デスクトップ画面とオーディオの転送にGPU支援機能を採用しており、CPUへ負荷をかけることなく、遅延の少ない転送を実現しているという。

マルチモニターをサポート
デスクトップ画面とオーディオの転送にGPU支援機能を採用

 本ソフトは、クライアントソフトとリモートアプリから構成されており、利用の際には接続先のPCへあらかじめクライアントソフトをインストールして起動しておく必要がある。クライアントソフトは、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。

 リモートアプリはWindows ストアアプリ版とAndroid版が用意されており、WindowsタブレットやAndroidスマートフォンからリモート操作が行える。Windows ストアアプリ版リモートアプリは“Microsoft ストア”からダウンロード可能で、価格は500円。30日間の試用期間が設けられている。一方、Android版リモートアプリは“Google Play”からダウンロード可能で、起動するごとに5分間試用できる(日数の制限はなし)。アプリ内課金で500円のライセンスを購入すれば、この試用制限を解除することが可能だ。なお現在、アプリの初回公開記念としてストアアプリ版、Android版ともに250円で購入できるセールが実施されている。

ソフトウェア情報

「デスクトップPCコントローラー for Windows 10」クライアントソフト
【著作権者】
TNKソフトウェア
【対応OS】
64bit版を含むWindows 8.1以降(リモートアプリはAndroid 4.0以降にも対応)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(16/03/24)
「Desktop PC Controller for Windows 10」Windows ストアアプリ版リモートアプリ
【著作権者】
TNKソフトウェア
【対応OS】
Windows 8.1以降
【ソフト種別】
ダウンロード販売 500円(30日試用可能)
【バージョン】
-(16/03/24)
「デスクトップPCコントローラー for Windows 10」Android版リモートアプリ
【著作権者】
TNKソフトウェア
【対応OS】
Android 4.0以降
【ソフト種別】
体験版(起動後5分間試用可能)
【バージョン】
1.0(16/03/24)

(樽井 秀人)