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ターミナルを統合した「Visual Studio Code」インサイダー版、6月から日毎リリースに
正式版のリリースは6月9日の予定
(2016/5/31 14:10)
米Microsoft Corporationは31日、マルチプラットフォーム対応のコードエディター「Visual Studio Code」のインサイダービルド版v1.2.0を公開した。Windows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、Windows版はWindows 7/8/10に対応する。現在、本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。正式版のリリースは6月9日(現地時間)が予定されている。
「Visual Studio Code」は、「Electron」や「TypeScript」といった技術で開発されたWeb開発者向けのテキストエディター。効率的で強力なデバッグ機能やビルトインの「Git」サポートなどが特徴で、月1回のペースでアップデートが提供される安定版のほか、テスター向けに先行リリースされるインサイダービルド版がある。
本インサイダービルド版における注目すべき変更点は、ターミナル機能が「Visual Studio Code」へ統合されたこと。まだ初期バージョンという位置付けで、コピー&ペーストといった基本的な機能が欠けているものの、別途シェル(Windows環境の場合は「コマンド プロンプト」など)を起動しておかなくても、「Visual Studio Code」だけで各種コマンドが実行できるのは便利だろう。
そのほかにも、CSS/SASS/LESSの編集機能が強化され、CSS変数やIntelliSense、定義への移動などがサポートされた。また、タブ機能の改善やデバッグ機能の強化なども行われている。
なお、ナイトリービルドへアクセスしたいというユーザーの要望に応え、これまで週毎であったインサイダービルド版のリリース間隔を改めることも発表されている。すでにインサイダービルド版を利用している場合、6月からは毎日アップデートを受け取れるようになるという。
ソフトウェア情報
- 「Visual Studio Code」インサイダービルド版
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 7/8/10およびMac/Linux
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.2.0-insider(16/05/31)