レビュー

ウィンドウの不要部分をトリミング、コンパクトな表示で利用可能にするツール「Nana」

切り抜く範囲はマウスで手軽に指定できる

「Nana」で切り抜いた「Skype」のウィンドウ。フォーカスがない状態では枠が非表示となる

 「Nana」は、ウィンドウの必要な部分だけを切り抜いて小型化できる常駐ツール。Windows 7以降に対応するフリーソフトで、ベクターのライブラリからダウンロードできる。なお、本ソフトの動作には.NET Framework 4.5以降が必要。

 PCで作業を行う際、操作したり参照したい領域はウィンドウの一部のみ、という場合に、不要な領域を除いたコンパクトな表示にすることができて便利。画像として切り抜くのではなく実際のウィンドウの表示状態を変更するので、入力を行ったり、リアルタイムに内容が変化するウィンドウでも利用できる。

 ウィンドウを切り抜くには、まずタスクトレイにある本ソフトのアイコンをクリック。続いて切り抜くウィンドウとその範囲を指定すると即座に切り抜きが完了する。切り抜いたウィンドウはフォーカスが外れると枠が消え、非常にシンプルな表示となる。

 元のウィンドウへ戻すには、切り抜かれたウィンドウを閉じるだけでよい。また、同時に複数のウィンドウを切り抜き状態にすることも可能だ。

「Skype」のウィンドウを切り抜く場合の例。まずタスクトレイのアイコンをクリックしたのち、切り抜きたいウィンドウをクリックする。この際、クリックした位置が切り抜きの始点となるので、切り抜きたい部分の左上をクリックしよう
マウスカーソルを移動して範囲選択し、もう一度クリックで切り抜き範囲を確定
ウィンドウが切り抜かれる

 なお現バージョンでは、ストアアプリのウィンドウは切り抜けないほか、ウィンドウによっては切り抜き後に表示位置がずれたり、正しく表示されない場合があるとのこと。

ソフトウェア情報

「Nana」
【著作権者】
kenken 氏
【対応OS】
Windows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0