レビュー

RPGツクールMV製ゲームでXInput非対応のゲームパッドを利用可能にするツール「MVJPad」

ゲーム側がDirectInputへ対応していない場合に。ゲーム本体と同じフォルダーにファイルを置くだけでOK

「MVJPad」同梱のボタン割り当て設定ツール

 「MVJPad」は、「RPGツクールMV」製のゲームでXInput非対応のゲームパッドを利用可能にするツール。Windowsに対応するフリーソフトで、作者のブログからダウンロードできる。

 2015年末にリリースされたゲーム制作ツール「RPGツクールMV」では当初、制作したゲームで正式に利用可能なゲームパッドとしてXbox 360コントローラーなどXInput規格のゲームパッドにのみ対応していた。昨年10月にアップデートが配信されたv1.3.2よりDirectInput規格のゲームパッドにも対応したが、どのバージョンでゲームを制作するかは制作者次第のため、執筆時現在においても新たに公開されるゲームがDirectInputに対応しているとは限らない。またもちろん、アップデート前に公開されたゲームが対応する規格が基本的にXInputのみであることに変わりはない。

 そこで「MVJPad」を利用すると、XInputのみ利用可能な「RPGツクールMV」製のゲームでも、XInput非対応のゲームパッドを利用できるようになる。利用方法は、ゲーム本体(Game.exe)と同じフォルダーに本ツールのファイル「xinput1_3.dll」および「MVJPad.mvj」をコピーするだけでよい。

 なお、デフォルトではゲームパッドのボタン割り当てとして、「RPGツクールVX」に準拠した割り当てが設定されている。同梱の設定ツール「MVJPad.exe」を利用することで割り当てを変更することが可能だ。

ソフトウェア情報

「MVJPad」
【著作権者】
Master.D 氏
【対応OS】
Windows
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(16/11/20)

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