レビュー

存在しないプロジェクトを「Visual Studio」の履歴から自動削除「Auto Cleanup Recent Projects」

小粒ながら便利。一時プロジェクトを作成する機会が多い開発者におすすめ

「Auto Cleanup Recent Projects」v0.3

 「Auto Cleanup Recent Projects」は、削除済みのプロジェクトを「Visual Studio」の履歴から自動で削除してくれる拡張機能。「Visual Studio 2015」に対応する拡張機能で、編集部にてWindows 10上の「Visual Studio Community 2015 Update 3」で動作を確認した。“Visual Studio ギャラリー”から無償でダウンロードできる。

 「Visual Studio」では、“スタート ページ”の“最近使用したファイル”欄や[ファイル]-[最近利用したプロジェクトやソリューション]メニューなどの履歴から、以前に利用したプロジェクトを簡単に開くことができる。

一時プロジェクトを作成しては消すといったことを繰り返していると履歴に“デッドリンク”が発生し、クリックするとエラーが表示されるようになる

 しかし、この履歴データはレジストリで独自に管理されており、プロジェクトをファイルシステムから削除しても同期がとられない。そのため、サンプルプロジェクトを作成しては消すといったことを繰り返していると、履歴データには存在するのにアクセスはできない“デッドリンク”が大量に発生してしまう。

 そこでお勧めしたいのが、「Auto Cleanup Recent Projects」だ。本拡張機能をインストールすると、“スタート ページ”の“最近使用したファイル”欄から存在しないプロジェクトを自動で削除することが可能。うっかり削除済みプロジェクトのリンクをクリックしてエラーメッセージを突き付けられるといった事態を未然に防ぐことができる。特定機能の動作確認やサンプルコードの実行などで、一時的なプロジェクトを作成することの多い開発者にお勧めだ。

本拡張機能の導入前。“ConsoleApplication3”は存在しないのにリンクが残っている
本拡張機能の導入後。削除済みプロジェクトがクリーンアップされている

ソフトウェア情報

「Auto Cleanup Recent Projects」
【著作権者】
yamamo 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.3(17/01/02)