レビュー
“コルタナ”が既定のWebブラウザーを使ってくれない問題を解決する「EdgeDeflector」
軽量で常駐もしないのがうれしい
2017年3月1日 06:00
「EdgeDeflector」は、どうしても「Microsoft Edge」で開かれるリンクを既定のWebブラウザーで開けるようにするツール。Windows 10に対応するフリーソフトで、“GitHub”のプロジェクトページからダウンロードできる。
Windows 10では「設定」アプリの[システム]-[既定のアプリ]画面にある“Web ブラウザー”を変更すると、リンクを「Microsoft Edge」以外のWebブラウザーで開くことができる。しかし、パーソナルアシスタント“コルタナ”で開くリンクや組み込みの一部ヘルプリンクの表示には、[既定のアプリ]の設定にかかわらず「Microsoft Edge」が使われる。これはリンクのプロトコルが“http”や“https”ではなく“microsoft-edge”となっているためだ。
本ソフトは、この“microsoft-edge”プロトコルのリンクを、既定のWebブラウザーへリダイレクトするヘルパーアプリ。このソフトを利用すれば、“コルタナ”やヘルプのリンクも好みのWebブラウザーで開くことができる。動作するのはシステムがリンクを受け取った瞬間だけなので、システムに常駐することもない。
利用するには、まず“GitHub”のプロジェクトページから“EdgeDeflector.exe”をダウンロードし、適当な場所へ配置する。配置する場所はどこでもよいようだが、誤って移動や削除してしまわない場所がよいだろう。作者は“C:\Program Files\”を推奨している。
次に、配置した“EdgeDeflector.exe”を一度だけ実行する。すると「EdgeDeflector」がシステムに登録され、“microsoft-edge”リンクを開く(たとえば“コルタナ”でWeb検索する)とアプリケーションを選択するダイアログが現れるようになる。あとはこのダイアログで「EdgeDeflector」を選択すればよい。次回からは“microsoft-edge”リンクが既定のWebブラウザーで開かれるようになる。
なお、“microsoft-edge”リンクの設定を間違ったり、元の「Microsoft Edge」へ戻したい場合は、「設定」アプリの[システム]-[既定のアプリ]画面下にある“プロトコルごとに既定のアプリを選ぶ”リンクをクリックし、開いた画面で“microsoft-edge”プロトコルの設定を変更すればよい。
ソフトウェア情報
- 「EdgeDeflector」
- 【著作権者】
- Daniel Aleksandersen 氏
- 【対応OS】
- Windows 10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.1.0(17/02/14)