レビュー

明細の自動取り込み対応、個人事業主向けに設計された会計ソフト「みんなの青色申告18」

業種別のテンプレートや“らくらく仕訳入力”で不慣れなユーザーをサポート

「みんなの青色申告18」

 「みんなの青色申告18」は、個人事業主専用に設計されたわかりやすい会計ソフト。対応OSは64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10となっている。希望小売価格9,800円(税抜き)のパッケージ製品だが、30日間試用できる体験版が用意されており、導入する前に使い勝手や機能を試すことができる。

 最近はクラウド型の会計ソフトが注目されているが、インターネット接続が不安定でも安定して動作し、データを外部の業者に預けないで済むローカル型の会計ソフトのニーズは根強い。「みんなの青色申告18」はそんなローカル型の会計ソフトの1つだ。

 「みんなの青色申告18」は、個人事業主をターゲットに開発されている。たとえば最初の新規作成画面には業種別のテンプレートが用意されており、該当する職種を選択するだけでそれに適した会計データを準備してくれる。どれに該当するかよくわからない時は、質問に答えていくだけで会計データを作成できる“らくらくエスコート機能”を利用することも可能。他社製品のデータ取り込みにも対応している。

新規作成画面には業種別のテンプレートが用意されており、該当する職種を選択するだけでそれに適した会計データを準備してくれる

 また、データの登録も簡単。[帳簿]-[らくらく仕訳入力]コマンドを利用すると、日付・取引の種類・取引の内容・取引金額を入力するだけで、借方・貸方の仕分けをしてくれる。これならば簿記に不案内なユーザーでも簡単に利用できるだろう。慣れれば表計算ソフトによく似た入力画面で、自動集計機能の力を借りながらサクサクと入力を進めていけるはずだ。

[帳簿]-[らくらく仕訳入力]コマンド
日付・取引の種類・取引の内容・取引金額を入力
借方・貸方の仕分けをしてくれる
表計算ソフトによく似た入力画面で、自動集計機能の力を借りながらサクサクと入力を進めていける

 そのほかにも、“青色申告やることナビ”をはじめとする確定申告・電子申告ツールが充実。帳票への印刷も幅広くサポートしている。クラウド型の会計ソフトでは当たり前になりつつある各種金融機関の利用明細取り込みも、開発元が無償提供している「MoneyLink(マネーリンク)」と連携してほぼ自動で行える。この「MoneyLink」は全国約99%の金融機関に対応しており、“VISA”や“JCB”などのクレジットカード、“SUICA”“楽天 Edy”“nanaco”“WAON”といった電子マネーを登録することも可能だ。

ソフトウェア情報

「みんなの青色申告18」
【著作権者】
ソリマチ(株)
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
体験版(30日間試用可能)
【バージョン】
18.00.00