REVIEW(10/05/24)

指定したフォルダをモニタリングしてリアルタイムにログを表示「Disk Pulse」

監視フォルダは複数登録可能、ログの簡易分析機能も備える

「Disk Pulse」v1.6「Disk Pulse」v1.6

 「Disk Pulse」は、指定したフォルダへ加えられた変更をモニタリングするソフト。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、指定したフォルダ内にあるファイルに加えられた変更を監視して、リアルタイムでログを表示できる。監視対象のフォルダは複数登録可能で、100,000個までのファイルを監視可能。また、新規作成・削除・編集・リネームといった監視対象のイベントもきめ細かく制御できる。共用ディスクスペースの監視や、プログラムの動作テストなどに利用するとよいだろう。

 利用するには、まず[Tools]-[Manage Profiles]メニューからプロファイルを作成する。プロファイルでは、監視対象のフォルダやイベントといった設定を保存でき、全部で3つまで作成可能。

 プロファイルを作成したら、ツールバー下段右端にあるプルダウンメニューで作成したプロファイルを選択し、[Monitor]ボタンを押そう。すると、フォルダの監視が始まり、ログ画面に情報がリアルタイムで出力されるようになる。

 さらに、本ソフトはログの簡易分析機能も搭載。ファイルを拡張子でフィルタリングして、全体のファイル変更に占める割合をリアルタイムで算出できる。フィルタリング条件には、ファイルサイズやイベントの種類なども指定可能だ。

 なお、本ソフトには有償の上位版“Pro”“Ultimate”も用意されている。Pro”では監視対象とするファイルのフィルタリングやログのファイル保存、特定条件でのメール通知などが可能で、監視できるファイルの制限も緩和される。さらに“Ultimate”は、ログをSQLデータベースへ出力する機能などを備える。価格は“Pro”が25米ドル、“Ultimate”が75米ドル。

【著作権者】
Flexense Computing Systems Ltd.
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.6.10

(柳 英俊)