REVIEW(11/12/05)

HTTP通信の詳細内容を一覧表示する「HTTPNetworkSniffer」

初めて使うソフトの安全性を確認したいときに

「HTTPNetworkSniffer」v1.00「HTTPNetworkSniffer」v1.00

 「HTTPNetworkSniffer」は、HTTP通信を監視するソフト。64bit版を含むWindows 2000以降に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作しない場合には「WinPcap」または「Microsoft Network Monitor」を別途インストールする必要がある。

 近年のオンラインソフトは、ネットワーク通信を行うものが多くなっている。そのほとんどがWebサービスと連携するためであり、とくに有名なソフトであればその安全性を疑う必要はないだろう。しかし、ユーザー数の少ないソフトや、公開されたばかりのソフトを利用するときに、不正な通信がないかどうか、不安を覚える人も少なくないだろう。

 そんなときに「HTTPNetworkSniffer」を利用すると、パソコン上のHTTP通信をリアルタイムに監視し、その詳細内容を一覧表示してくれる。一覧では、通信を行ったソフトの情報や、接続先のサーバー、取得したコンテンツの種類などを確認できるので、使用中のソフトが不明なサーバーと通信するといったスパイ行為を発見できるはずだ。

 通信内容はTXT/HTMLファイルとして保存したり、クリップボードへコピーすることも可能。なお、HTTPSによる通信は監視の対象外となっている。

【著作権者】
Nir Sofer 氏
【対応OS】
Windows 2000以降(64bit版を含む)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.00(11/11/22)

(中井 浩晶)