REVIEW(12/01/23)

軽快な動作と使い勝手のよさが特長のXMLビューワー「XML Explorer」

XPathで指定した要素を評価・抽出できるほかXSDファイルを利用した検証に対応

「XML Explorer」v4.0.5「XML Explorer」v4.0.5

 「XML Explorer」は、XML文書のデータ構造をツリー形式で閲覧できるビューワーソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。“Codeplex”のプロジェクトページからダウンロードできる。

フロート&ドッキングしてXML文書の表示画面を自由に配置できるフロート&ドッキングしてXML文書の表示画面を自由に配置できる

 本ソフトは、軽快で使い勝手のよいXMLビューワー。XML形式でエクスポートしたデータを閲覧したり、XML形式の設定ファイルを見やすく表示したい場合に便利だ。メイン画面はタブ切り替え型だが、フロート&ドッキングしてXML文書の表示画面を自由に配置できる。

 機能面では、XML文書の構造を定義したXSDファイル(スキーマ)を利用してXML文書の妥当性を検証(バリデーション)できるほか、XML文書内の特定の要素を指し示す記述方法を定めた規格“XPath”を利用して、要素の検索・評価に対応するのが特長。指定した“XPath”に合致する要素を新規タブへ抽出する機能なども備える。

 そのほか、構文色分けにも対応しており、メニューから有効にすることが可能。ただし、構文色分けを有効にすると日本語の表示が乱れるなどの不具合が存在するようだ。また、インストールの際にXML/XSD/XSLT/XSL/CONFIGファイルへ関連付けることもできる。

指定した“XPath”に合致する要素を新規タブへ抽出指定した“XPath”に合致する要素を新規タブへ抽出

【著作権者】
Jason Coon 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.0.5(11/10/21)

(柳 英俊)