REVIEW(12/11/20)

Windowsのログオン画面をキャプチャーできる「Ease Of Access Replacer」

ログオン画面上でコマンドプロンプトや「PowerShell」なども利用可能

「Ease Of Access Replacer」v2「Ease Of Access Replacer」v2

 「Ease Of Access Replacer」は、Windowsのログオン画面をキャプチャーできるソフト。Windows 7/8/7 x64/8 x64に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、コミュニティサイト“The Windows Club”からダウンロードできる。

 Windowsに備えられている画面キャプチャー機能や一般的なキャプチャーソフトは、Windowsにログオンしている状態でしか使うことができないため、当然ログオン画面をキャプチャーすることは不可能だ。そこで本ソフトを利用すれば、Windowsのログオン画面をキャプチャーしたり、ログオン画面上でコマンドプロンプトや「PowerShell」といったツールを使えるようになる。

 本ソフトをインストールすると、Windowsのログオン画面左下にある拡大鏡やソフトウェアキーボードといった“アクセシビリティツール”を呼び出すためのボタンを本ソフトの起動ボタンとして置き換える。ただし、ボタンのアイコン自体は変わらないので注意。

 これにより、ログオン画面上で本ソフトの各種機能が利用できるようになるのだが、このようにWindowsの標準機能を無効化する仕組みのため、本ソフトのインストール時に画面中央の“Create A Restore Point before applying changes?”と書かれたチェックボックスをONにして復元ポイントを作成しておくとよいだろう。

 置き換えられたボタンをクリックするとポップアップ画面が表示され、上2つがメインとなるキャプチャー機能のメニュー、それ以下はコマンドプロンプトなどの各種ツールを呼び出せるメニューとなっている。一番上の“LogonScreen Screenshot”はログオン画面用のキャプチャー機能、2番目の“LockScreen Screenshot”はロック画面のキャプチャー機能だ。

 ロック画面のキャプチャーは、メニューをクリックしてから1分間待機する必要がある。ただし、キャプチャー完了のメッセージやカウントダウンなどの時間が表示されるわけではないので、余裕をもって1分以上経過してからログオンしよう。キャプチャー画像はPNG形式のファイルとして、Cドライブ直下に自動作成された“Screenshots”というフォルダ内に保存される。

 なお、本ソフトのインストールによって無効化したアクセシビリティツールを使う必要がある場合など、本ソフトをアンインストールしたい場合はインストール時と同様に“EOAR Setup.exe”を実行しよう。インストール時とは変わってボタン名が[UnInstall]となっているので、これをクリックすればよい。

ログオン画面をキャプチャーしたり、ログオン画面上でコマンドプロンプトなどのツールを使えるようになる。ログオン画面をキャプチャーしたり、ログオン画面上でコマンドプロンプトなどのツールを使えるようになる。ログオン画面をキャプチャーしたり、ログオン画面上でコマンドプロンプトなどのツールを使えるようになる。

【著作権者】
Lee Whittington 氏
【対応OS】
Windows 7/8/7 x64/8 x64
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2

(久保 望)