レビュー
送出されたDNSクエリを一覧表示するネットワークツール「DNSQuerySniffer」
「WinPcap」や「Microsoft Network Monitor Driver」を利用したキャプチャーも可能
2013年5月27日 15:06
「DNSQuerySniffer」は、システムから送信されたDNSクエリを一覧表示できるネットワークツール。Windows 2000からWindows 8までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、64bit版OS向けのバイナリも用意されている。作者のWebサイトからダウンロード可能。
本ソフトは、DNSクエリに特化したスニッファー(パケットをキャプチャーして解析する)ツール。システムから送信されたDNSクエリをキャプチャーし、ホスト名、ポート番号、クエリID、タイプ(A、AAAA、NS、MXなど)、送信日時、受信日時、送受信にかかった時間、レスポンスの内容などといった情報をリアルタイムで一覧表示できる。
キャプチャーしたDNSクエリの情報は、CSV/TSV/XML/HTML形式でエクスポートすることも可能。クリップボードにコピーして「Microsoft Excel」などの表計算ソフトに貼り付けて利用することもできる。
使い方は簡単で、起動時に表示されるダイアログでキャプチャー方法(Capture Method)と、キャプチャーの対象となるネットワークアダプターを選択するだけでよい。
キャプチャー方法にはOS標準(Windows 2000以降)の機能を利用する“Raw Socket”のほか、「Wireshark」などでお馴染の「WinPcap」、Microsoft製の「Network Monitor Driver」といったネットワークドライバーが利用可能。ドライバーのセットアップが不要な“Raw Socket”がもっとも手軽だが、より正確な情報を得るには「WinPcap」や「Microsoft Network Monitor Driver」を利用した方がよいようだ。
ソフトウェア情報
- 「DNSQuerySniffer」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000からWindows 8まで(32bit版および64bit版)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.00(13/05/23)