レビュー
Windows 8/RTタブレットに最適、完成度の高い“Pocket”クライアント「Latermark」
オフラインモードを搭載。“スナップ”モードでの利用にも対応
(2013/6/5 10:52)
「Latermark」は、気になるWebページを“あとで読む”ためにストックしておけるWebサービス“Pocket(旧名:Read It Later)”のクライアントアプリ。Windows 8/RTに対応するフリーソフトで、“Windows ストア”からダウンロードできる。
“Pocket”は所謂“あとで読む”系のWebサービスのひとつで、デスクトップPCで見かけたWebページを登録しておき、それを出先でモバイル端末から閲覧するといった用途に利用する。“Pocket”の場合、iOS/Android/Kindle Fireに対応する専用アプリが公式で用意されており、モバイル端末向けにカスタマイズされたデザインで快適に記事が閲覧できる。
残念ながら執筆時現在、Windows 8/RT向けの公式“Pocket”クライアントアプリはリリースされていない。しかし、サードパーティ製のクライアントアプリならばいくつか存在する。そのなかでもお勧めできる完成度をもつのが「Latermark」だ。
「Latermark」は“Pocket”と同期して、オンラインにストックしておいた記事を閲覧するためのアプリ。“お気に入り(Favorite)”や“アーカイブ(Archive)”といった基本的な機能に対応するほか、記事をローカルへダウンロードすることも可能(オフラインモード)。あらかじめダウンロードしておけば、ネットワーク状況の悪いところでも快適に記事を閲覧できるだろう。記事の表示方法は、モバイル端末での閲覧に適した“Reader view”と、デスクトップブラウザーと同じ見栄えの“Web view”が選択できる。
また、Windows 8と親和性の高いユーザーインターフェイスデザインも本アプリの特長と言える。
たとえば、「Latermark」を“スナップ”表示にしておけば、選択した記事を“フィル”表示したブラウザーで閲覧可能。記事の閲覧に「Internet Explorer 10」や「Google Chrome」が利用できるというわけだ。
もちろん、[検索]チャームを利用した記事の検索や、スタート画面への記事の“ピン留め”にも対応。[共有]チャームを利用して記事を共有することも可能で、気に入った記事をメールやSNS、オンラインブックマークサービスなどでほかの人に伝えるのも容易だ。
ソフトウェア情報
- 「Latermark」
- 【著作権者】
- Christof Hoke 氏
- 【対応OS】
- Windows 8/RT(x86, x64, ARM)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.5.0.1