レビュー
システム内で行われているすべてのTCP接続の遅延をリスト化する「NetworkLatencyView」
計測は最大10回、IPアドレスごとに計測された遅延時間とその平均値がリスト化
2013年7月25日 16:42
「NetworkLatencyView」は、ネットワークのレイテンシ(遅延)を可視化できるソフト。Windows 2000からWindows 8までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、64bit版OS向けのバイナリも用意されている。作者のWebサイトからダウンロード可能。
本ソフトはシステム内で行われているすべてのTCP接続を監視して、そのネットワークレイテンシをミリ秒単位で計測し、リスト化することが可能。ここでいう“レイテンシ(Latency)”とは、“Ping”コマンドで言うところの“(応答)時間”を指すようだ。
計測は最大10回行われ、IPアドレスごとに計測された遅延時間がリスト化される。また、遅延時間の平均値を算出することもできる。これらのデータはクリップボードへコピーしたり、CSV/TSV/XML/HTML形式でエクスポートすることが可能。「Microsoft Excel」などの表計算ソフトでデータを再利用できる。
TCP接続の監視には、Windows 2000以降で標準の“Raw Socket”、「Wireshark」などでお馴染みの「WinPcap」、Microsoft製の「Network Monitor Driver」といったネットワークドライバーが利用できる。ドライバーのセットアップが不要な“Raw Socket”がもっとも手軽だが、より正確な情報を得るには「WinPcap」や「Microsoft Network Monitor Driver」の利用が推奨されている。
ソフトウェア情報
- 「NetworkLatencyView」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000からWindows 8まで(32bit版および64bit版)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.00(13/07/22)