レビュー
品質を損なうことなく指定したアスペクト比でJPEG画像を切り抜ける「JPEGCrops」
画像の回転や複数画像の一括処理にも対応
(2014/6/5 10:54)
「JPEGCrops」は、品質を損なうことなくJPEG画像を切り抜くことができるツール。寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、JPEG画像を無劣化でサイズ変更できるコマンドラインツール「jpegtran」のGUIフロントエンド。JPEG画像の回転やクロップ(切り抜き)といった処理が、画像の品質を損なうことなく行える。
使い方は簡単。JPEG画像をメインウィンドウへドラッグ&ドロップして登録し、ガイドを操作しながら切り抜き範囲を指定する。このガイドは、画像下に設けられているプルダウンメニューで指定した値でアスペクト比(縦横の比率)を固定できる。切り抜き範囲が確定できたら、[実行]ボタンを押そう。“保存先”欄に指定されたパスへ、クロップされた画像が出力される。
なお、切り抜き範囲を指定するときにプルダウン右側に表示される数値は、左から切り抜き範囲左上の座標、画像の幅・高さ、PPI(1インチあたりの画素数)を示す。また、プルダウン左側にあるボタンを利用すれば、画像を90度回転させることができる。
そのほか、本ソフトは複数のJPEG画像を登録して、一括で編集を行うことも可能。[編集]-[トリミング同期]メニューをONにしておけば、登録した画像を同じ切り抜き範囲でクロップすることが可能だ。もし日常的に利用するアスペクト比があるならば、設定ダイアログでデフォルト値を指定しておくと便利だろう。
ソフトウェア情報
- 「JPEGCrops」
- 【著作権者】
- Toke Eskildsen 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 0.7.5 beta(07/08/30)