レビュー
バーや枠を掴まなくてもウィンドウを移動・リサイズ可能にする「KDE Mover-Sizer」
デスクトップ環境「KDE」のウィンドウ操作法をWindowsで再現
(2014/10/7 13:05)
「KDE Mover-Sizer」は、デスクトップ環境「KDE」のウィンドウ操作法を再現するタスクトレイ常駐型ツール。Windows 2000/XP/Vista/7/8/8.1に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のサイトから32bit版と64bit版がダウンロードできる。
本ソフトを利用すると、[Alt]キーを押しながらマウスボタンを押すことで、さまざまなウィンドウ操作を行うことが可能。たとえば、マウスの左ボタンでドラッグすればウィンドウの移動、マウスの右ボタンでドラッグすればウィンドウのリサイズが行える。リサイズの際に[Alt]キーに加え[Shift]キーを押し下げれば、ウィンドウのリサイズ方向を横方向に限定することも可能。わざわざタイトルバーやウィンドウの枠をドラッグせずとも、ウィンドウのどこをドラッグしても移動やリサイズが行えるのが便利だ。
さらに、[Alt]キーを押しながらマウスの中ボタンをクリックするとウィンドウの最大化・縮小を行うことも可能。そのほかにも、指定したウィンドウを常に最前面表示する機能や、ウィンドウの移動やリサイズの際、スクリーンの端へピッタリ吸い付くスナップ機能などを備える。また、キーの割り当てをカスタマイズすることも可能。
作者によると、本ソフトはLinuxの各種ディストリビューションで採用されているデスクトップ環境「KDE」のウィンドウ操作を再現したもので、「AutoHotkey」のスクリプトで実装されているという。一部ではうまく動作しないケースも見られたが、ほとんどのアプリケーションで問題なく利用できるだろう。
もし「KDE Mover-Sizer」が正常に動作しないアプリケーションや、既存の機能と相性が悪いなどの理由で「KDE Mover-Sizer」を無効化したいアプリケーションがある場合は、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから「KDE Mover-Sizer」の除外リストに登録しておくとよい。
ソフトウェア情報
- 「KDE Mover-Sizer」
- 【著作権者】
- Cor 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 2000/XP/Vista/7/8/8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 2.9