レビュー

「Firefox」のツールバーからJavaScript/Flash/画像表示などをON/OFF「QuickJava」

テザリング時の通信量節約や望まないスクリプトの実行を簡単に停止可能

「QuickJava」v2.0.4

 「QuickJava」は、「Firefox」で表示しているWebサイトでの各種コンテンツ表示・非表示を容易に切り替えるための拡張機能。編集部にてWindows 8.1上の「Firefox」v32.0.3で動作を確認した。“Add-ons for Firefox”から無償でダウンロードできる。

 「Firefox」はv23から画像のON/OFFやJavaScriptの動作を簡単に停止させることができなくなった。“about:config”から指定を行うことはできるものの、頻繁に行うにはハードルが高い方法だ。また、Javaも“アドオンマネージャ”から停止させることはできるものの、頻繁に実行・停止を切り替えたいユーザーには不便だ。

 本拡張機能をインストールすると、JavaScript、Java、Flash、Silverlight、画像、アニメーションといったコンテンツの表示・非表示を切り替えるボタンを追加できる。ボタンはツールバー部分に配置できるほか、タブバーの空白部分などに設置することも可能。ボタンはそれぞれのコンテンツに応じたものが用意されるほか、複数の項目を1つの[QJ]ボタンから展開するプルダウンリストへまとめておくこともできる。

タブバー右端の空白にFlashの切り替えボタンを設置
[QJ]ボタンには任意の設定を1つにまとめておくことが可能

 これらのボタンにより、「Firefox」でWebサイトの閲覧中に画像の表示・非表示を切り替えたり、Flashコンテンツの読み込みをON/OFFするといった切り替えが簡単になる。最近はスマートフォンの普及でテザリングが非常に容易になったが、テザリングを行いパソコンでWebサイトを閲覧すると一気に通信量が膨れ上がってしまうことがある。そんな時にこの「QuickJava」で不必要なコンテンツを読み込ませないようにしておけば、通信量を簡単に節約することができるだろう。

ソフトウェア情報

「QuickJava」
【著作権者】
Doug G 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.0.4(14/01/29)

(市川 祐吉)