レビュー

USBメモリの書き込み防止や実行ファイルの起動防止が設定できる「USB Disk Manager」

USBメモリを接続しても認識しないようにすることも可能

「USB Disk Manager」v0.1

 「USB Disk Manager」は、USB接続の外部ストレージを無効化したり、書き込み不可にするツール。編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 本ソフトはタスクトレイに常駐し、USBメモリをはじめとするUSB接続の外部ストレージの利用に制限を加えることが可能。接続されたUSBメモリを読み取り専用にして書き込めなくしたり、USBメモリを接続しても認識しないようにすることができる。誤ってUSBメモリのデータを書き換えたり、PCのデータがUSBメモリで持ち出されるのを防ぎたい場合の簡易的な対策として便利。また、USBメモリから実行ファイルを起動できなくすることもできるため、セキュリティ向上策としても有効だろう。

 使い方も簡単で、タスクトレイの右クリックメニューから手軽にUSBメモリの無効化、USBメモリの書き込み防止、USBメモリからの実行ファイルの起動防止を個別にON/OFFできる。ただし、すでにUSBメモリが接続されている場合は、設定の反映のために再接続が必要。また、実行ファイルの起動防止の設定を反映させるには、OSの再起動が必要となる。

 さらに設定ダイアログを開けば、OSのスタートアップ時に本ソフトを自動で起動するように設定することも可能。また、OSの自動再生機能を利用して、本ソフトをUSBメモリへ自動でコピーする機能を備えているのもユニーク。本ソフトは実行ファイル単体で動作するポータブルアプリになっており、USBメモリにコピーしておけばどのWindows環境でも利用できる。

設定ダイアログ

ソフトウェア情報

「USB Disk Manager」
【著作権者】
Syed Ghulam Akbar 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1

(樽井 秀人)