レビュー
Chromeのサンドボックス内で動作するBitTorrentクライアント「PNaCL Transmission」
「Transmission」のChrome アプリ移植版、インターフェイスはタブで表示
(2015/4/7 06:00)
「PNaCL Transmission」は、“Chrome アプリ”として動作するBitTorrentクライアント。無償で公開されており、Chrome ウェブストアより導入できる。
主にLinux用として知られるオープンソースのBitTorrentクライアント「Transmission」をPNaCl(Portable Native Client)環境に移植したもので、「Google Chrome」の“アプリ”として動作する。BitTorrentで入手したいファイルがあるが、専用クライアントを用意せず「Google Chrome」上で作業を完結させたい場合に便利。また、「Google Chrome」のサンドボックス内で動作するため、手違いでローカルの情報が漏洩するといった心配がないのもメリットだ。
アプリを起動するとダイアログが表示され、ダイアログ上の[WebUI]リンクをクリックするとメインのインターフェイスがタブで開く。ファイルをダウンロードするにはツールバー左端の[Open Torrent]ボタンを押して、torrentファイルのURLを入力するか、ローカルにあるtorrentファイルを選択すればよい。
ダウンロードしたファイルはサンドボックス内に隔離されており、ダイアログ上の[Download]リンクをクリックすると一覧表示される。ここからファイルをクリックすれば、インターネット上のファイルをダウンロードするのと同様の操作でローカルにコピー可能。直接ローカルにダウンロードするのに比べると一手間かかるが、コピー自体は基本的に数秒で終了する。
ソフトウェア情報
- 「PNaCL Transmission」
- 【著作権者】
- Transmission Project、平山 直紀 氏(PNaCL移植)
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.1(14/06/15)