レビュー
Windows 10とWindows 10 Mobileの両方に対応したUWP版「LINE」
デスクトップならば、スマートフォンと同時に利用することも
(2016/4/21 05:05)
「LINE」は、スマートフォンなどとの間で音声通話・ビデオ通話・インスタントメッセージが無料で楽しめるアプリ。Windows 10/Windows 10 Mobileに対応する“ユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)”アプリで、“Microsoft ストア”から無償でダウンロードできる。
本アプリを利用すると、他の端末へインストールされた「LINE」との間でテキストメッセージを送りあったり、無料で音声通話やビデオ通話を楽しむことが可能。絵文字や写真、地図はもちろん、「LINE」ではすっかりお馴染みの“スタンプ”にも対応している。
Windowsプラットフォーム向けに提供されている「LINE」は、UWP版のほかに3つ存在する(Chromeアプリ版を加えると4つ)が、今回紹介するのは最後発となるUWP版だ。バージョンナンバーは、Windows向け「LINE」アプリの中で一番大きいv5.0となっており、すべてのバージョンの「LINE」アプリを統合した後継版という位置付けといえる。もしWindows 10/Windows 10 Mobileを利用しているのであれば、デスクトップ・モバイルに関わりなくUWP版「LINE」の導入をお勧めする。
UWP版の特徴は、Windows 10とWindows 10 Mobileのどちらでも動作すること。コードは共通なので、機能に変わりはない。ユーザーインターフェイスはレスポンシブデザインになっており、ウィンドウのサイズに応じて最適なデザインへ変化する仕組み。横幅を最も狭くすれば、メニューバーの位置を除いて、デスクトップとモバイルのデザインの違いはなくなる。デスクトップとモバイルで同じように使えるのは、UWPアプリ化のメリットと言えるだろう。
なお、スマートフォン版の「LINE」アプリは、他の端末で有効化すると元の端末では利用できなくなる。この制限はWindows 10 Mobileでも同様に適用されるが、デスクトップは対象外となっている。長文のインスタントメッセージをやり取りしたい場合は、スマートフォンではなく、PCでUWP版「LINE」を使うのがおすすめだ。
ソフトウェア情報
- 「LINE」UWP版
- 【著作権者】
- LINE(株)
- 【対応OS】
- Windows 10/10 Mobile
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 5.0.1(デスクトップ)/5.0.2(モバイル)