スマートフォン向けOS“Android”用アプリのライブラリサービス“Androidマーケット”（以下、“マーケット”）には、日々すばらしいアプリが次々と登場している。しかし現在のマーケットは人気アプリや定番アプリにたどり着くための仕組みが弱く、大量のアプリを前に途方にくれてしまう場面も多い。そこで『杜のAndroid研究室』では、さまざまなテーマに沿って窓の杜スタッフが厳選したアプリを紹介していく。今回は、ちょっと変わったタイマーアプリ「みんなのラーメンタイマー」「DPZ 動画タイマー」とアラームアプリ「ねちゃったー」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介する。

カップ麺のバーコードを読んでできあがり時間を設定「みんなのラーメンタイマー」

　カップ麺を作る際にお湯を入れてから調理時間を調べていないことに気づいて、慌てて調理時間が記載されている場所を探し、タイマーに調理時間を設定しても麺が伸びてしまった経験はないだろうか。

　「みんなのラーメンタイマー」は、カップ麺のバーコードを読み込むだけで、できあがり時間を設定できるタイマーアプリ。バーコードで表されたJANコードをもとにネット上のデータベースに登録された調理時間を検索する仕組みで、調理時間が記載されている場所を探さなくてもすばやくタイマーの設定を行える。

　カップ麺の情報がデータベースに登録されていない場合は、そのカップ麺を自分でデータベースへ登録することが可能。データベースへは商品名と調理時間のほか、写真も登録できる。また、一度タイマーを使ったカップ麺は履歴として登録され、バーコードを読み込まなくても調理時間を設定できる。

タイマーが鳴るのを待っている時間を有効（？）活用「DPZ 動画タイマー」

　タイマーを使って時間を計っているあいだ、ただタイマーがカウントダウンしている様を眺めてしまったことはないだろうか。中途半端な長さでタイマーを設定した場合はほかの作業をするわけにもいかず、ただ待っているだけの無駄な時間を過ごしてしまいがちだ。

　「DPZ 動画タイマー」は、そんな無駄な時間を少しだけ楽しく過ごせるタイマーアプリ。タイマーが作動しているあいだに娯楽サイト“デイリーポータルZ”で公開されている動画がランダムに再生される。

　動画は5秒で強制的に別の動画へ切り替わる仕組みで内容はほとんどわからないが、もともと意味のない動画が多いので問題ない。むしろ時間になって動画の再生が終わっても“もっと見たかった”という心残りがなく、次の作業へスムーズに移行できるのがうれしい。

二度寝してしまったことをTwitterで報告するアラーム「ねちゃったー」

　スヌーズ機能つきアラームは二度寝しても再び起こしてくれるため、朝に弱い人にとってはとても便利だ。しかし、慣れてしまうと必ず起こしてくれる安心感から二度寝、三度寝と繰り返してしまい、結局寝坊してしまうこともある。

　「ねちゃったー」は、スヌーズ機能を使って目覚まし音を一時的に止めた際に、自動でTwitterへ投稿できるアラームアプリ。目覚まし音を一時的に止めると“【自動ツイート】二度寝中”“【自動ツイート】三度寝中”といったようなツイートが自動で投稿される。

　Twitterで二度寝したことを報告することで、衆人に監視されている緊張感から目を覚ませることが期待できるほか、親切な友人がいれば電話などで起こしてくれるかもしれない。また、アラームを完全に停止した際にあらかじめ設定したツイートを自動投稿する機能も備えている。

　アラームアプリとしての基本機能も充実しており、目覚まし音の変更や曜日を指定した繰り返し設定が可能。また、スヌーズの間隔を指定できるほか、Android端末のカメラボタンや音量ボタンで目覚まし音を止めるられるように設定することもできる。