杜のAndroid研究室

テンプレートに写真を挿入して年賀状をデザイン「はがきデザインキット」

テキストや手書きイラストの挿入も可能。オンラインで印刷・投函も注文できる

(11/12/14)

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、日本郵便が提供する年賀状をデザインできるアプリ「はがきデザインキット」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

写真を挿入して年賀状をデザインできるアプリ

「はがきデザインキット」「はがきデザインキット」

年賀状のデザインをテンプレートから選択する年賀状のデザインをテンプレートから選択する

 「はがきデザインキット」は、好きな写真やテキストを使った年賀状をデザインできるアプリ。あらかじめ用意されているテンプレートをもとに年賀状をデザインし、画像として出力できるほか、印刷や投函をオンラインで注文することが可能だ。手順に沿って操作することで、テンプレートの選択から写真やテキストの挿入、画像の出力までを一連の作業で簡単に行えるのが特長。

 年賀状をデザインするには、まずテンプレートの選択を行う。“通常年賀状”の18種類、“プレミアム年賀状”の2種類からテンプレートを選択可能。挿入できる写真の点数はテンプレートによって異なり、1点または2点となっている。

 一覧からテンプレートを選択すると画像が拡大表示され、写真の挿入画面となる。挿入画面では写真を挿入できる箇所に枠が表示されている。枠の右上に表示されたアイコンをタップすれば、画像ビューワーなどを起動し、SDカードに保存している写真を選択可能だ。

 挿入した写真はドラッグして上下左右に位置を調整できる。また、2本指でのピンチイン・アウト操作で写真を拡大・縮小できるほか、2本指で写真をタッチして回転させることで角度を調整することも可能。写真を削除する場合は、挿入箇所の枠の左上にある[×]をタップすればよい。写真の挿入が完了したら、画面右下の[次へ]ボタンをタップして次の手順へ進もう。

表示される枠の右上のアイコンをタップして、画像ビューワーから挿入する写真を選択表示される枠の右上のアイコンをタップして、画像ビューワーから挿入する写真を選択

ドラッグして写真の位置を調整可能。2本指でタッチすれば、拡大・縮小や角度の調整ができるドラッグして写真の位置を調整可能。2本指でタッチすれば、拡大・縮小や角度の調整ができる

テキストや手書きの文字・イラストを挿入

 続いて、テキストの挿入画面となり、はがき全体の周囲に枠が表示されるので、右上の[あ]アイコンをタップしよう。するとテキスト入力用のポップアップが表示され、文字色を選択してテキストを挿入することができる。最大256字のテキストを入力可能だが、改行も1字にカウントされる。

 挿入したテキストはドラッグして位置の調整が可能。また、ピンチイン・アウト操作で拡大・縮小することもできる。位置とサイズを調整したら、画面右下の[次へ]ボタンをタップしよう。

文字色を選択し、テキストを入力して挿入できる文字色を選択し、テキストを入力して挿入できる

挿入したテキストの位置調整や拡大・縮小が可能挿入したテキストの位置調整や拡大・縮小が可能

 次の画面では、ペンツールを使って手書きで文字やイラストを挿入可能。はがきを囲む枠の右上にあるペンのアイコンをタップすると、ペンの色と太さを選択するポップアップが表示される。色と太さを選択したら、右上の[×]をタップしてポップアップを閉じ、画面をなぞって文字やイラストを挿入可能。

 手書き文字などの挿入後、ひとつ前の操作をやり直すときは、ペンのアイコンの下にある矢印型のアイコンをタップすればよい。挿入した文字などをすべて削除したい場合は、枠の左上の[×]アイコンをタップすれば、ペンツールによる挿入を最初からやり直すことができる。

色や太さを選択して、ペンツールで手書きの文字やイラストを挿入できる色や太さを選択して、ペンツールで手書きの文字やイラストを挿入できる

挿入した手書き文字などをすべて削除する場合は、左上の[×]をタップ挿入した手書き文字などをすべて削除する場合は、左上の[×]をタップ

作成した年賀状画像の保存とオンライン印刷注文

 ペンツールの使用後に、画面右下の[次へ]ボタンをタップすると、作成した年賀状画像の確認画面が表示される。画面の右側に表示される拡大鏡の2つのアイコンをタップし、年賀状画像を拡大・縮小して細部や全体の確認が可能だ。確認が済んだら、画面右下の[次へ]ボタンをタップする。

 すると完成画面が表示され、画面下部の[画像に書き出し]ボタンを押せば、作成した年賀状画像をJPEG形式で保存できる。保存した画像は、メールなどでPCに転送すれば、プリンターで印刷することが可能。また、画面下部の[編集状態で保存]ボタンを押すと、年賀状画像の作業データを保存しておくことができる。保存した作業データは、起動画面の[保存データの読み込み]ボタンから開いて、再度編集が可能。

作成した年賀状画像を拡大・縮小して確認できる作成した年賀状画像を拡大・縮小して確認できる

画面下部の[画像に書き出し]ボタンを押して、画像をJPEG形式で保存できる画面下部の[画像に書き出し]ボタンを押して、画像をJPEG形式で保存できる

 さらに本アプリでは、プリント注文サービスの“Yahoo! JAPAN年賀状”を利用して、年賀状画像の印刷や投函をオンライン注文することができる。注文方法は2種類あり、印刷した年賀状を自分宛に配送してもらうほか、印刷した年賀状をそのまま投函してもらうことが可能。

 投函まで行う場合は、送り先のメールアドレスを指定することで、相手にメールが送信され、相手がメールに記載されたURLから住所を登録すれば、印刷された年賀状が直接相手に投函される仕組み。相手の住所を知らなくても、メールアドレスさえ知っていれば年賀状を送ることができる。なお、料金は印刷のみの場合でも投函サービスまで利用した場合でも変わらない。1枚あたりの印刷料金は、はがき代別で“通常年賀状”のテンプレートを使った場合は78円、“プレミアム年賀状”の場合は130円となっている。

“Yahoo! JAPAN年賀状”を利用して、年賀状画像の印刷や投函をオンライン注文できる“Yahoo! JAPAN年賀状”を利用して、年賀状画像の印刷や投函をオンライン注文できる

相手の住所を知らなくてもメールアドレスだけで年賀状を送ることが可能相手の住所を知らなくてもメールアドレスだけで年賀状を送ることが可能

【著作権者】
郵便事業(株)
【対応OS】
Android 1.6以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0(11/11/30)

(ライターズハイ:鈴木 友博)